本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (335ページ)
感想・レビュー・書評
-
項羽も劉邦も楚の出身。一方は楚の再興を標榜して秦を滅ぼした名家出身の英雄と、かたや楚の平凡な生まれながら秦軍を取り込んで楚に反旗を翻した後の高祖。
項羽の武勇と劉邦の人望という従来の対比だけではなく、いかに秦楚の文化と政治の違いと、さらには両陣営の経歴による特性が楚漢争覇を左右していったかを研究している。
些末なことだが、高校の世界史では理解できていなかった「なぜ秦代の郡県制が前漢初期の郡国制へ発展したか」という解説にいまさらながら納得できた。
キングダムファンには、秦統一後の後日譚としておすすめしたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示