AID 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫) [Kindle]

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  • シリーズ3作目。
    相変わらず死体描写はグロく、冒頭で腐乱死体爆発。
    次々と発生する自殺事件の捜査にあたった比奈子たちは、自殺志願者がつどうサイトの存在を知る…
    今作では三木捜査官と麗華さんのカップルが登場。ドラマでもよかったが原作もほぼ変わらず、主役より華々しい活躍だったと思う。事件は切ないが、ひたむきな比奈子たちの活躍で後味はよい。

  • 内藤了・藤堂比奈子シリーズ第三弾、光りの速さで読了!
    「AID」と題された今作は、このシリーズのターニングポイン
    トになりそうなかなり“苦しくて切ない”物語である。

    今回のテーマは「自殺」。
    腐乱自殺死体の爆発事件を皮切りに、八王子西署関内で次々に
    起こる自殺事件。一連の事件に共通点を発見した藤堂比奈子と
    猟奇犯罪捜査班が捜査に乗り出して・・・という内容。

    今回も「猟奇犯罪モノ」としてのベーシックは崩れておらず、
    あまりにも恐ろしい「死」が続々と連なっている。
    しかし、物語の核は間違い無く人間ドラマの部分であり、絶望
    的とも言える孤独に苛まれた人たちの心情を徹底的に描写。
    自分に置き換えられる部分が多々あり、読んでいる時は本当に
    苦しかった。

    そしてこのシリーズには珍しく、最後まで犯人が判明し辛い
    構成。ラストはあまりにも悲しい展開な上、実際に過去に起こ
    った犯罪の真相(もちろんフィクションだが)まで炙り出す、
    という重厚な流れ。ミステリーとしてのレベルは格段に上がっ
    ている。

    ・・・いやぁ、予想通りハマったな、このシリーズ。
    残るはあと2冊なのだが、週内で完全読破しそうな勢い。
    こうなったらもう、毒を食らわば皿まで。読み切るぞ、速攻で。

  • いままでとはちょっと趣がちがってきている。猟奇的な表現は少なくなっている。やっぱりミステリー
    ライトノベルのようにキャラクターで読ませる感じになってきている気がする

  •  買っちゃったんで仕方なく読破。読みやすくはあります。只、深さがない。
     法医学の先生のエピソードとか、派出所のお巡りさんとか、こんな苦しいことがあってねという所が軽すぎる。

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著者プロフィール

2月20日生まれ。長野市出身、在住。長野県立長野西高等学校卒。デザイン事務所経営。2014年、日本ホラー小説大賞読者賞受賞作『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』でデビュー。ほかの著書に『ON』につづくシリーズの『CUT』『AID』『LEAK』『ZERO』『ONE』『BACK』『MIX』『COPY』『BURN上・下』、スピンオフ『パンドラ』『サークル』『OFF』、「東京駅おもてうら交番・堀北恵平」シリーズ『MASK』『COVER』『PUZZLE』『TURN』など著作多数。

「2023年 『LIVE 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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