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感想・レビュー・書評
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親馬とずっと一緒にさせとくと、子馬はいつまでたっても人を受け入れない。可哀想に思えても、親から話してちゃんと調教してやらなくちゃならない。人の言うことを聞かない馬になったら、誰にも可愛がってもらえなくめ、しまいには生きていけなくなる。
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言葉を介さない絆がどうにもできない心の翳りや傷を癒すことがある。サイファとまりもの100マイルの旅は人生そのもの。まりもが終盤にたどり着く境地はなんとも清々しく、さわやかな風が吹く大地で視界が開ける様。
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(2023/179)最愛の父のことでイジメを受け、その父を突然亡くして学校に通えなくなった小学5年生の少女まりもが、馬と出会い、エンデュランス乗馬という競技を通して、再生していく。まりもの物語を縦糸に、馬とエンデュランス乗馬に魅せられた大人たちの物語を横糸にして織りなされたストーリーは、控えめに言って最高に好み。本書のみならず、馬と人間の物語には、僕を惹きつける何かがあるような気がするけれど、この作品はその中でもピュアさが心地良くて、一員になりたいとさえ思わされてしまった。良かった。
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