知的生産の技術 (岩波新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 古典的名著再読。
    既存の知識を、「使うために」どう集め、
    保存するかというノウハウ集。
    ローマ字、カナ論など、歴史的産物だが
    データベース的な考え方など今を
    予見している。読む価値は失われない古典だと思う。

  • 現代も勉強になる古典的名著ということで語られることがあるので、読んでみたが……昔の学術執筆状況等はわかり興味深かったが、普通に現代で活かすなら現代の本を読んだ方が良いと思った。
    戦死した先輩がでてきたり、筆で書く習慣があった時代のことを語ったり、昔の手紙についてだったり、タイプライターが普及した当時のローマ字で書く提案だったり、新日本文字の流行、コピーを残すことの難しさなど、へー、当時はこんなことを考えていたんだ、という面白さはある。
    ただ、やっぱり、実用的に、知的生産物のまとめ方、分類、保存の仕方などの技術を活かしたいのであれば、普通に現代の書物を読んだ方が良いと思う。
    何故、こんなにこの本が高評価なのかわからない。

  • 文体が自分には合わず、読みにくかった。

  • 知的生産に関わる人が、情報をどのように扱っていくべきかについて意見を述べている本。少々古い記述が多いが、現代に通づる部分もある。

  • 知的蓄積は記録や分類が目的ではなく、使いたい時に活用できるようにしておくことが肝心。
    コピー機もない時代に書かれてるけど、忘れるために完全に書くとか、本は「何かを言うため」ではなく「何かを言わないため」に読むという発想が今読んでも面白い。
    「情報の検索、処理、生産、展開についての技術が個人の基礎的素養として大切なものになる」「例えばプログラムの書き方が個人としての最も基礎的な技能となる」と冒頭書かれていて、時代が止まっている気持ち、、

  • 時代をかんじるが、名著だと思う。今だったら色々な応用ができそう。記憶より記忘れてもいい読者。生産に使えるのは整理された知識だということを実感。

  • 再読。
    ITツールが発達した現代でも応用できる内容多数。
    試行錯誤して諦めずに自分のやり方を見つけることが大事。

  • 手帳とカード式の違いの部分、参考になる。

  • 日記の書き方を学びたくて購入。
    日本語を書道から、文学から切り離して知的生産の道具として取り扱うため著者が取り組んだことが書かれている。
    PCがない時代の本だけれど京大型カードの規格化やタイプライターを使った情報の取り扱いの姿勢は現代でも学べることだと思う。

  • さすがにちょっと古すぎた。
    書かれているすべての技術が、現代ではIT技術にとってかわっている。それらに全く合致する技術を当時アナログで網羅していること自体がすごいということか。

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著者プロフィール

1920年、京都府生まれ。民族学、比較文明学。理学博士。京都大学人文科学研究所教授を経て、国立民族学博物館の初代館長に。文化勲章受章。『文明の生態史観』『情報の文明学』『知的生産の技術』など著書多数。

「2023年 『ゴビ砂漠探検記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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