ボヴァリー夫人とパン屋 [DVD]

監督 : アンヌ・フォンテーヌ 
出演 : ファブリス・ルキーニ  ジェマ・アータートン  ニールス・シュナイダー  ジェイソン・フレミング 
  • ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
3.16
  • (2)
  • (5)
  • (20)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 67
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4547462099730

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 楽しかった。
    パトリス・ルコントが描きそうな題材を、女性監督がコメディ仕立てにしましたって感じ。
    とにかく’ヒロイン’を演じたジェマ・アータートンが色っぽくて可愛い。
    人生に退屈した本好きのパン屋のオッサンがいろいろ妄想したくなるのも無理はない(笑)
    自分は’読者‘でいるはずだったのにねえ。途中までは。

    ところどころ男の‘女に対する妄想’が皮肉られていて面白かった。

  • GEMMA BOVERY
    2014年 フランス 99分
    監督:アンヌ・フォンテーヌ
    出演:ファブリス・ルキーニ/ジェマ・アータートン/ジェイソン・フレミング/ニールス・シュナイダー/エルザ・ジルベルスタイン
    http://www.boverytopanya.com/

    ニールス・シュナイダーの顔を観に映画館まで行ってきました。

    ノルマンディー地方でパン屋を営む文学好きのおじさんマルタンが、隣に引っ越してきたイギリス人夫婦の名前がチャーリー&ジェマ・ボヴァリーだと聞いて「フローベールの小説そのままだ!」と大興奮。豊満バディの色っぽいジェマをストーカーのように観察しはじめます。一見クラシックで素敵だけど雨漏りする家、娯楽の少ない田舎の生活、悪人ではないけど面倒くさいご近所さんとのつきあい、次第に退屈していくジェマを、嬉々として見守るマルタンおじさん。とりあえず、ガン見しすぎで失礼レベルなんですけど、ジェマは構わず色気を振りまく。(ちなみにジェマがおじさんに誘われてパンを捏ねるシーンは確かに色っぽかったですが、パンを捏ねた手で髪をかき上げて束ね、その手でそのままパンを捏ねるのはちょっと気になった。ちゃんと手洗って!苦笑)

    お目当てのニールス・シュナイダーは中盤でやっと登場。相変わらず常軌を逸したイケメンぶり。もちろんあっさりジェマと恋に堕ち、不倫の逢瀬を重ねるも、過保護ママの干渉と、嫉妬したマルタンの偽手紙によって破局。出番少ない。しかしエッチシーンで女性側は脱いでないのに、とりあえず彼は速攻全裸になる場面が何度かあったので、サービスは満点だった(笑)

    さて恋敵を追い払ってご満悦のマルタンおじさん。しかし新たにジェマの元カレが登場。さらに浮気を察した夫のチャーリーが家を出て行って急展開。思いがけないラストへ。映画の冒頭ですでにジェマは亡くなっており、マルタンの回想で幕を開けたのだけど、ジェマの死の原因が、なかなか意外性があって、この終盤の展開は面白かった。旦那、元カレ、マルタンと、ジェマに恋した男三人が並んで歩きながら「俺が悪かった」「いや俺が」って言い合ってるのも(笑)

    基本的にはお色気ありのコメディ。ただ演出(監督)と自分の好みの相性の悪さか、妄想ストーカーのおじさんの視線はコミカルを通り越して粘着すぎるし、安易に浮気するジェマのキャラクターも色っぽいということ以外に魅力がない。何かもうひとつ、物足りないようなモヤモヤがちょっと残りました。

  • おじちゃんの美味しい妄想。
    妄想も個人のなかに収めれば、
    毎日が楽しくなるのかも。
    けど、そこに不細工は存在しない。
    ……。
    いくつになっても、美しいものは美しく、
    夢はみたいもんです。

  • マルタンおじさん、良い人だけど余計なお世話です。
    もしも隣人だったら…と思うとゾッとします(汗)
    ラストの懲りない展開には失笑。仰々しいロシア民謡が高らかに鳴り、思わず笑ってしましまいた。
    ★★★☆☆


    ボヴァリー夫人とパン屋/GEMMA BOVERY
    (2014年 フランス 監督:アンヌ・フォンテーヌ)
    <あらすじ>
    フランスのノルマンディ地方。パリの出版社を退職して故郷で父のパン屋を継いだマルタン。読書を楽しみとし、フローベールの『ボヴァリー夫人』をこよなく愛していた。ある日、向いにイギリス人夫婦が引越してくる。なんと、彼らの姓はボヴァリー!しかも妻のジェマは小説さながらの奔放な女性だった。彼女が小説と同じ運命を辿ってしまうのではと気が気でないマルタンだったが…。

    No.6 / 2o17

  • これって、フランスの艶笑小話の系譜ですね。イギリスから来た新婚さん、夫は無骨だけど優しくて、妻はとってもコケティッシュ。関わる人は皆ぞっこんです。アバンチュールの末に、旦那とよりを戻そうとした矢先、パンをノドに詰まらせて死んでしまいました。エンディングにロシア民謡が高らかに流れて、コメディだと知る日本人でした。でも、あんな好奇心の強いパン屋が隣にいるとイヤだな。

  • フランスのノルマンディーのパン屋マルタンの愛読書は「ボヴァリー夫人」。
    ある日、マルタンの隣にジェマとチャーリーというイギリス人夫婦が引っ越してくる。
    2人の名字はボヴァリー。
    奔放なボヴァリー夫人 ジェマを見ているうちに、マルタンは小説同様の結末を迎えるのではないかと思い・・・。

    これはジャンルは何だろう。
    個人的にはかなり笑ったのでコメディーかと思うのだか。

  • すっごい皮肉な作品。

    最後妄想のカレーニナが、赤い服で登場するが、アンナカレーニナと言えば、赤いドレスなのだろうか。ジェマの衣装でミア・ワシコースカ主演の「ボヴァリー夫人」やキーラ・ナイトレイ主演の「アンナカレーニナ」を思い出した。

  • 最後の3者の視点から撮った謎解きがよかった。

    「ヘンゼルとグレーテル」の人だったのか。

  • フランス映画、内容は平凡でイマイチであった。

  • ジェマ・アータートン目当てでみましたが、ぽっちゃりのダイナマイトぶりはなかなか凶暴でした。

    まぁ一言で言えば、不倫をする人妻とストーカーの日常を描いた物語です。わりと淡々と話が進むだけに、「え、こんなオチあり?」というラストは驚愕。いや失笑。

    結局主人公の爺さんは本気で彼女に惚れていたわけではなく、「ボヴァリー」という名前で妄想を膨らませていただけなのかもしれません。最後に息子がするいたずらがいかしていて、さっそく新しい妄想を膨らませる姿が最高でした。

全11件中 1 - 11件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×