彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone? Wシリーズ (講談社タイガ) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 小説内の世界は、さまざまな仕掛けがそれなりの説得力を持って描かれているし、物語の中で次第にそれが明らかになっていく過程も興味深い。巻き込まれ型のサスペンスSF的で気持ちよく読むことができた。

    ただ、この1冊だけについて言えば、舞台設定と登場人物の紹介だけをして終わった感じで、とても物足りなくて残念だった。全10巻読まないとわかないんだろうなあと思って、最後の頁を読んで呆然としてしまった。

    S&Mシリーズは夢中で読んだが、その後は何冊か読んで冷めてしまった。ミステリと思うから駄目だったのかもしれない(「百年密室」もミステリと思わなければおもしろかった)。どうしようか、迷いどころ。

著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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