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- / ISBN・EAN: 4988013432482
感想・レビュー・書評
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「なくす技」を習得していく日々。
診断がきちんと下る前、不安な気持ちが溢れて声を上げ泣くアリスが印象に残りました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アカデミー主演女優賞をジュリアン・ムーアが受賞。この年は「ゴーン・ガール」のロザムンド・パイクを推してたので残念だったのですが、本作を見て、まぁ仕方ないなぁという感じです。でも実在人物か難病の役をやった俳優ばかりが獲るオスカーってなんだかなぁ。
それはともかく、映画としては、若年性アルツハイマーがわりと身近なテーマだったので興味深くみることができました。仕事をあきらめられない夫(アッレク・ボールドウィン)の姿もリアル。中盤の彼女がスピーチのシーンは素晴らしかったけど、そこでクライマックスが来てしまったような感じで、もやもやするラストにはがっかり。 -
若年性アルツハイマーの怖さを前面に押し出した作品とは思わないけれど、主人公が言語学者ということもあって、記憶を失っていくことへの絶望感・恐怖感に感情移入できますね。見所は、アリスがアルツハイマーの講演会で行うスピーチでしょうか。こんなスピーチを目の当たりにしたら、きっと感動して涙を流してしまうかもしれない、そんなふうに思わせる良い内容でした。
但し、この作品は少しキレイに終わりすぎたかな。実際は、更に症状が進み、そこにはキレイな物語などはなく、ただただ辛く悲しい現実が待ち受けているのではないかなと、意地悪な私はそんなふうに邪推してしまいました。 -
自分だったらと考えずにはいられない。
ジュリアン・ムーアの演技が素晴らしかった。努力によって蓄えてきたものたちに囲まれ、自立し記憶に満ちた人生を生きる聡明な女性と、それらを確実に一つずつあるいはごっそりと失っていく女性とを確かな繋がりを持たせて演じ、その世界の感じ方に引き込まれた。
ー 悲しんではいない、闘っている、変わったのは私ではなく病気、全てを忘れたとしてもこの瞬間には意味がある ー
そのように言い切れる強さは美しく、その胸の内を想ったが、家族性ということも加えその恐ろしい程の闇の深さに、今の自分には想像しきれないだろうと思った。
生き方を理解してもらえなかったリディアが、その“らしさ“によって母を理解し懸命に支えようとする姿に自分らしく生きる難しさを考えた。
決して楽観視は出来ないが、ラストは僅かながら希望を感じさせるものだった。“愛についての話“
今もなお瞬間を生きているアリスに胸が詰まった。 -
病気を理解する事が愛情なのだろうと思ったけれど、病気じゃなくても同じかなとも思う。
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この女優さんすき。
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【アカデミー賞主演女優賞受賞。避けられない運命との葛藤と、家族の絆を描く感動の物語! 】
50歳のアリスは、まさに人生の充実期を迎えていた。
高名な言語学者として敬われ、ニューヨークのコロンビア大学の教授として、学生たちから絶大な人気を集めていた。
夫のジョンは変わらぬ愛情にあふれ、幸せな結婚をした長女のアナと医学院生の長男のトムにも何の不満もなかった。
唯一の心配は、ロサンゼルスで女優を目指す次女のリディアだけだ。
ところが、そんなアリスにまさかの運命が降りかかる。
物忘れが頻繁に起こるようになって診察を受けた結果、若年性アルツハイマー病だと宣告されたのだ。
その日からアリスの避けられない運命との闘いが始まる...。
家族性アルツハイマー病という病気があることを知りました。
長女は陽性 長男は陰性 次女は検査拒否と三人三様の結果で 結局は母親に特に反発していた次女が実家に戻り アリスの介護をすることに...
老人に見られるアルツハイマーより20歳近くも早くに発症するといのが 本人にしたら自覚がすごくあるから辛いと思います。
先月92歳で亡くなった義父が認知症で 自分の子供達も奥さんのことでさえわからなくなっていました。
そんな姿を見ると 本当に長生きなんてしたくなくて でもわからなくなってる自分はそんなことは考えもしていないんだろうなぁ...っと...
50歳を過ぎたあたりから 老後のことがチラホラ頭をよぎります。家族ってなんなんだろう...とか... -
う~ん、とても恐ろしい。体の芯に迫ってくる。怖い。最近漢字も書けなくなってるし、お湯を沸かしてるのを忘れたりするし。
進行途中までは己の痴呆状況を受け入れる、とかそういう意識も働くが、進行すればそれすらままならない。家族に受け入れてもらうしかない。家族として自分にそれができるか。
2014アメリカ
2019.3.27BSプレミアム -
歳をとることや、病むことは悲しい。ただ戦っても勝てない、受け入れて上手く付き合っていくしかない。言葉では理解できるが・・・