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感想・レビュー・書評
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> 本書の目的は、この「抽象」という行為に対して正当な評価を与え、「市民権を取り戻す」ことです。(抽象化なくして生きられない)
本書では複数の具体を「N:1」でまとめたものを抽象であると定義し、そのようすを図示した三角形を用いて合計20の章が展開される。
抽象と具体の関係性が三角形で抽象化できるという主張を前提にして議論が進められるが、その前提の正当性は検証されていないし、本文は全体的に印象論の域を出ていないように見える。
抽象を「学者」の世界であるとし、本書の終盤では「具体レベルしか見えない人には上(抽象側)は見えない」と主張することによって、抽象が市民権を得るどころか、理解している我々とそうでない人々という対立を作っているようにすら感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
朝日新聞の書評から。
非常に短く、漫画と図が多く、繰り返し念を押して書いてくれる本だった。著者の、本の内容を全ての人に理解してほしいという試行錯誤が伝わってきた。確かに、"人間同士は分かり合えないもの"以上の、認識の仕方で分類できるような分断はあるんだろうと思う…。は?なんでわかんないの?じゃなく伝える努力ができるのすごい。
二項対立はグラデーションであり、物事を理解する手段のひとつ。あるアイデアの根拠を考えることは、抽象度を上げることかも。
個人的な自省ポイントとしては、自分の一般化をしよう・切り捨てることに慣れよう、でした。背伸びしたがりなところがあるけど、既にあるアイデアを演出したり伝えたりする練習もしなければいけないと思わされた。 -
プログラマーにもオススメみたいなことでどこかで紹介されていたので読んでみた。期待していたほど目新しいことがなく、プログラミングや論理的(数学的)な感じでもなく、一般的な話という感じだった。
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期待していたが、真新しい発見はなかった。
内容はよく整理されているが、あえて体系立てて考え直すからにはもう少し新しい示唆が欲しいかな、と感じた。
アナロジー思考はこれから読みたい -
具体と抽象は異なるものだよ。枝葉に拘らないのが抽象だよ。という話。
Twitterで流れてきたので、読んで見た。
内容は上記に尽きるのだが、あまりに本が薄すぎて脱力した。新書じゃないか。今の人はこの薄さの本しか読まないのか。