欠落 同期 (講談社文庫) [Kindle]

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  • 4.2

  • 特殊犯捜査係に異動してきた同期の大石陽子は立てこもり事件の身代わり人質となってしまう。直後に発生した死体遺棄事件を捜査しながらも刑事・宇田川は彼女の安否が気にかかる。難航する二つの事件の捜査。幾つもの「壁」に抗いながら、宇田川は真相にたどりつけるのか? 今野敏警察小説集大成『同期』待望の続編、シリーズ第2弾、遂に文庫見参!


    今野 敏、怒濤の長編警察小説。
    『同期』待望の続編!
    姿を消した二人の同期を探せ。

    意外驚愕の展開が待つ! 疾走する長編警察小説。

    特殊犯捜査係に異動してきた同期の大石陽子は立てこもり事件の身代わり人質となってしまう。直後に発生した死体遺棄事件を捜査しながらも刑事・宇田川は彼女の安否が気にかかる。難航する二つの事件の捜査。幾つもの"壁"に抗いながら、宇田川は真相にたどりつけるのか!? 『同期』待望の続編。長編警察小説。

  • 同期で登場した人たちはそのままに、新たな登場人物も増えてストーリーが進んでいき、テンポよく読めました。
    終わりが急にご都合主義的な感じがあったことは否めないものの、ハッピーエンドの円満で終わったので良かったかなと思います。

    植松さん、土岐さん、蘇我くんたちもたくさん出てくるので、同期で彼ら登場人物が好きになったなって方は是非読んでみてください^^

  • Kindle unlimited版
    本庁に月島署から土岐、そして宇田川の同期、大石が移動してきた。
    大石が誘拐事件の人質と入れ替えて人質になる中、調布署にたった帳場で解決にあたる宇田川、植松、名波係長。
    ペアになった佐倉はダメな刑事らしい??
    …って前作とおんなじじゃん!って思わず笑いそうになった。そして懲戒免職になった蘇我まで登場。。。
    あ、スペイン料理の店でっての、私すぐに思いついたんだけど、宇田川君、遅かったよね(^^;
    そしてまたしても警備企画課の登場!?笑
    公安って、マジ、こわいとこだわ。。。

  • 読みやすい文章力。

  • 面白い!でも、なんか足りない。隠蔽捜査好きとしては、スッキリ感が足りない感じ。

  • 【夏の22冊目】
    同期シリーズということで一気読み。引き込まれた。ほとんど警察内部の情景描写だけでこれほど惹き込めるってすごいことだよなぁって思う。

  • 主人公 捜査一課刑事の宇田川が
    捜査をすすめる中、警察を懲戒免職と
    なり姿を消していた元同期の蘇我の
    行方も探していた。蘇我の謎の行動と
    事件の真相はどう関わっているのか……。
    (一巻より)

    このお話、宇田川と蘇我の同期の関係や
    謎が多い蘇我がチラリと姿を見せては
    宇田川を気にかける様が、読んでいて
    むふふ(*´ェ`*)なのです。

    それでいて、ベテラン刑事たちも
    渋くて後輩思いでカッコいい。

    事件の真相を追う刑事たちの姿。
    その裏でうごめく者たち。
    公安の存在。
    誰が信じられて、信じられないのか。

    2巻では、宇田川の同期大石がSITに
    配属され、事件が発生。
    蘇我の姿も登場して、これまた
    気になる所だらけの物語です。
    飄々とした蘇我のキャラや
    本人は自分を平凡と思っている宇田川
    ですが、能力がどこか突出していて
    周囲に気に入られるキャラだったり。
    読んでいて気持ちのいい登場人物が
    盛り沢山なので、刑事ものが好きな方、
    その他の方々にもオススメの作品です♪

    このシリーズは次の3巻「変幻」が
    最終巻のようです。

  • 都内で発生した誘拐立てこもり事件で、特別捜査隊所属する女性が人質となって犯人に連れ去られてしまう。
    時を同じくして、多摩川周辺で女性の絞殺遺体が発見される。なかなか身元が割れず、捜査は難航する。
    刑事部の宇田川は、人質となっている同期の女性の大石の安否が気になって、なかなか捜査に集中し切れない。
    堂々巡りをする捜査…宇田川は次第に捜査体制に疑念を抱き始め…

  • このシリーズの最初の『同期』では一切出てこないSITに配属された大石が同期で蘇我、宇田川と仲が良かったとして無理矢理のつづきもの。公安、潜入捜査中の捜査員が出てくるため今回も最後はリアリティにかける。宇田川が公安から信頼されているのが不思議なところだけれどそれがないと話が進まないので仕方がない。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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