進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド DVD 通常版

監督 : 樋口真嗣 
出演 : 三浦春馬  長谷川博己  水原希子  本郷奏多  三浦貴大  桜庭ななみ  松尾諭  渡部秀  水崎綾女  武田梨奈  石原さとみ  ピエール瀧  國村隼 
  • 東宝
2.35
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本棚登録 : 207
感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104100641

感想・レビュー・書評

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  • 2015年 日本 87分
    監督:樋口真嗣
    原作:諫山創『進撃の巨人』
    出演:三浦春馬/長谷川博己/水原希子/本郷奏多/石原さとみ/三浦貴大/ピエール瀧/桜庭ななみ/草彅剛/緒川たまき

    巨人に食われて死んだと思われたエレンが、なぜか自ら巨人となり、巨人の弱点であるうなじの中から胎児のような状態で現れたところで「続く」となった前作。こちらの完結編ではいきなりマッドサイエンティストの父(草彅剛)に変な注射をされ実験台にされている幼いエレンの回想。そこをクバル、シキシマらに踏み込まれ、こんなに本を集めやがってと華氏451度よろしく焚書され、連行されていく父と優しい母(緒川たまき)。おじさん(ピエール瀧)と机の下に隠れていたエレンは命拾いをする(この程度で?)ここでどうやらエレンに兄がいるらしきことが匂わされる。

    回想から覚めるとエレンは魔女裁判よろしく拘束され軍法会議にかけられている。司令官のクバル(國村隼)はエレンを巨人の仲間として処刑するよう指示、しかしそこに鎧の皮膚をもつ新種の巨人が現れエレンを連れ去る。エレンが目覚めると、そこはジュークボックスから謎の70年代風ポップスが流れる白い部屋。シャンパンを持ったシキシマが現れ、巨人誕生の真相をエレンに語り…。

    相変わらずツッコミどころ満載の完結編。正直このくだりまでで、エレンを連れ去った巨人の正体はシキシマで、実はエレンの兄、兄弟は父親の実験材料にされたので巨人への変身能力があるんだなと誰でもわかってしまう。しかし最後まで見ても、両親や兄弟の件について二人は一切話さない。なんでや。まあ最後の場面で「実は俺はお前のお兄ちゃんだ!」「兄さーん!!」ってお涙ちょうだい展開にされても泣けたかどうかわからないけどさ。

    それにしても開始5分は「前回までのあらすじ」最後にも5分近くたっぷりエンドロール、それを入れても87分のこの作品、前後編に分ける意味あったのかな…。前作も98分(うち5分はエンドロール)だったので、これ1作にまとめたほうがまだしも見応えあったんじゃなかろうか。前後編にわざわざ分けるなら、シキシマの過去等もっと掘り下げる時間はたっぷりとれたはず。役者の演技力に依存しすぎだ。

    白い部屋で目覚めたエレンに、シキシマは巨人を生み出したのは人類自身だと明かす(想定内)それはいいんだけど、ドロドロに汚れてたエレンがその話の間に新品の白シャツに着替えている謎。そしてなぜか腐女子へのサービスとしか思えない場面へと続く。意味不明。その頃生き残ったミカサ、アルミンらは、任務を続行すべく壁修復に使えそうな不発弾を回収しにむかう。無事エレン、シキシマらと合流するが、ここで突如シキシマが巨人じゃなくて政府と戦う!と反乱軍宣言。前作で爆薬トラック盗んだのは彼の一味だったらしい。

    反抗したエレンをシキシマがボコボコにするくだり、しつこすぎてこれいつまで見てなあかんの?とうんざり。さらにエレンの前でミカサにチューするなど、結局このおじさんは誰と何と戦いたいの?とどんどんわからなくなる。案の定、巨人化するシキシマ、おなじく巨人化してエレンと肉弾戦。もはやウルトラマンを見ている気分。しまいには生きていたクバルがやってきて巨人化、迫力はあったけど、もはやなにがなにやら…。

    その過程でどんどん仲間の兵士たちが犠牲になって死んでいくんだけど、気は優しくて力持ちキャラのサンナギ(松尾諭)はまだしも気の毒だったが、最初から最後までうざかったジャン(三浦貴大)についてはやっと静かになったとしか…(酷い人間でごめんなさい)シキシマについては自分の巨人化能力を知っていてコントロールできているなら、とっとと変身して政府に殴り込みに行けば良かったのに。

    とりあえず、壁の穴を塞ぐというミッションだけは遂行されるものの、それ以外は何も解決しないまま終わる。エンドロールの後に、とってつけたようなオチがあるのだけど、正直なんの目新しさもない、この手のSFでは使い古されたネタで、既視感しかなかった。

    キャストはそれぞれ頑張っていたと思う。石原さとみのハンジ、原作ファンからは再現度高いと唯一褒められてた記憶がありましたが、かなりハジけてました。それ以外の人たちは、納得いかない脚本で演技するのすごいストレスだっただろうな…と勝手に想像してしまった。こんなことなら、いっそ原作の巨人が出てくる設定だけを生かして、日本人の生き残りのコミュニティの話で全員オリキャラとかにしておけばよかったのにね。

  • 2015年
    映画自体は大作でよかった
    しかし原作のイメージが強いから、なぜ脚本を変えてしまったか残念だ

  •  前後編2編を視聴しての感想。
     前評判の悪さから、期待せずに視聴したのが成功の秘訣だった。
     最初から壁の名前がウォールマリアでなかったりするところから、脳内で「これは進撃の巨人と同じ世界で漫画やアニメとは別の場所での出来事なんだな」と心穏やかにみることができた。全員名前変えちゃえばよかったのに。同じ名前であるがゆえに「なんでこのキャラこういうことするかな……」と時折思ってしまうのが残念。それからオリジナルキャラクターはどうせ死ぬんだろうなと登場時からばれるのも残念。

     実写化ですごい!と思ったのは巨人の気持ち悪さがより一層際立っていたこと。CGの不気味の谷効果もあるのか、すごい気持ち悪かった。

     あと、これは敗戦濃厚なのに勝つといい続けて崩壊する日本軍のように、戦争の不毛さを描きたいのかな? と思うのだけれど、いやいやこれファンタジーですからと言わんばかりのなんでも巨人の仕業というところに冷めてしまう。
     それから、現実感のなさだ。いや、巨人がいることがそもそも非現実的なのだから立体機動装置での動きとか政治体制とか文明レベルくらいは整えておかないと、どんなご都合主義の世界だよ!ってなってしまう。せめて立体機動装置はちゃんとしてほしかった。アニメですらアンカーを張れない位置にいる巨人に対しては無力だって書いてあるのに、ばんばん飛んでいきますよね皆さん。重力ないのかなこの国って気持ちになった。
     この映画、アクションシーンが恰好よかったらそれだけで成功だったんじゃなかろうか……すごくもったいない。

  • 前編は批判の割に面白かったです。
    ただ、この後編で私の中での評価が下がりました。
    アクションが満載だからこそ出てくる、立体起動装置付きの合成の技術力。正直、お笑いのようでした。
    役者の方はうまかったのだとは思うのですが、その場面になると世界観から突き放されて、凄く冷静に作品を見る私になります。
    あとBGM。安っぽく感じてしまいました。特撮という定義があるにしろ、子どもが観るような音楽。脚本はそうなっていますが、大人な音楽のほうが合うだろうに、凄く幼稚に見えてしまいました。
    音楽と合成の力。結構重要なことだと思うのですが、これが足を引っ張っていたように感じます。
    そして、この作品の主人公はアルミンに感じました。原作以上に、ひ弱なエレン。決定力までないとか…主人公なのに残念でした。

  • 海近すぎてワロタ

    壁内民の不満が溜まり決定した壁外調査の直前に超大型が現れ壁を壊したのは「お外怖い!」という恐怖で安定して人々を支配するためだー的な話がありましたが「壁外に突撃する前に壁の上からちょっと見てみようぜ」みたいに思う奴はいなかったのか。ちょっと登れば安全に伝説の存在とかいう海が見れたのにね。あ、壁内民家畜だから無理かw

    そんなキリのないしょうもない話はさておき
    作品評価としては前作同様の「☆1」から→☆3→☆2という感じで☆2。

    全体的には割と伏線を回収してまわるような内容で前作見なきゃな時点で☆1です。前作がアレなので…

    石原さとみが演じるハンジさんがブッ放すアレ…アレはスティンガー!?FIM92 Stingerじゃないか!ということで☆3

    ググったら「ハンジのスティンガーキーチェーン」なる公式グッズが売られてたみたいですがどうみてもスティンガーではなくブッ放されることのなかったRPGのほうがデザインされており「作品外でもガバいのか…」と萎えたところで☆2です。

  • 石原さとみの発狂演技は観ていて楽しめたので良いとしても、ほとんどを持って行っちゃってる気もする。可愛いからいいけど。

    それと実写にする意味あったのかなぁ〜。
    最後のゆっくりボイスなんてまるで一昔前のマイクラドラマ(ストーリーがとても好きな動画)みたいだなぁと・・・

    ところで海近いな!

  • 前半楽しんだ分、後半にびっくりした!
    なにあれ!なにあれ!
    コントか!

    白い小部屋も分かるけど…分かるけど、アレなに!?
    巨人、もう操縦してるよね!操縦してる人同士で戦ってるよね!映画の内容変わってない!?
    光ってるの何あれ!ラピュタもどきですか!
    ジャン、引っ張ったわりに扱いひどくない!?忘れるの早くない!?
    何より、終わってみんな安心してるけどあそこ他の巨人がウロウロしてんじゃないんすか!

    なんかもう、つっこまれたい映画のような気がしてきました。

  •  良かったのは、石原さとみと長谷川博己だけだった。

  • なんのことやねん・・・w

    原作と別物と割り切って見ればいいんだろうけど
    そういうわけにはいかんよねw

  • 制作年:2015年
    監 督:樋口真嗣
    主 演:三浦春馬、長谷川博己、水原希子、本郷奏多、三浦貴大、桜庭ななみ、松尾諭、渡部秀、水崎綾女、武田梨奈、石原さとみ、ピエール瀧、國村隼
    時 間:88分
    音 声:日:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタル2.0chステレオ


    超大型巨人によって破壊された壁を修復するため、保護地域から出発したエレン達調査兵団は、巨人の急襲に遭い窮地に陥いる。
    戦いの中、仲間のアルミンをかばい、巨人に飲み込まれてしまうエレン。
    誰もが絶望しかけた時、謎の黒髪の巨人が出現、他の巨人達を駆逐し始めた…。

著者プロフィール

映画監督・特技監督。1965年9月22日生まれ。1984年『ゴジラ』にて映画界入り。95年『ガメラ 大怪獣空中決戦』で特技監督を務め、『日本アカデミー賞特別賞』を受賞。ほかに、『エヴァンゲリオン』シリーズなど数多くのヒット映画作品に画コンテやイメージボードとして参加。主な監督作品は『ローレライ』、『日本沈没』、『のぼうの城』、『進撃の巨人2部作』など。

「2022年 『樋口真嗣特撮野帳 -映像プラン・スケッチ-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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