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感想・レビュー・書評
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確かにね。いったん順位戦なんか部内でやったら気まずくなってしまうに違いないけれど、若いうちはそのあたりはドライにやっていけるんだな。それにしても生意気な1年は母子家庭だったか。こういうのなんか病的状態として呼ぶ用語があったよな。そして相変わらずの一堂たんはキーホルダーすててぶっちぎってるけど削られてなくなりそうという的林の言葉は結構深い。
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高校2年のインターハイ予選。
人生で一番幸せな時かもしれない。
まだ頼もしい先輩もいる。
憧れの目で見つめて来る後輩もいる。
いっちょやってやるかと、気持ちがはやる。
守るものはない。
湿っぽさともまだほど遠い。
あと1年ある。
今日、失敗したってやり直せる。
上り坂の途上、ただ上を向いて戦える時。
この舞台に立つまで、
チームは様々な修羅場を越えてきた。
その横に立つ見知らぬチームも、
もうすっかり顔見知りとなったライバルチームも、
それぞれの事情を抱え一堂に整列する。
1年生の時には知らなかった経験、
3年生が抱える悲壮感を感じることもできる。
自分たちも来年は。
何時間かののち、一斉に並んだ者たちは、
それぞれの家へえと帰っていく。
散り散りバラバラとなる。
勝者と敗者を分け、
ある場所では希望を打ち砕き、
あるところには歓喜を降らす。
静けさと昂奮。
同じ種目を目指す者たちの共感と対抗。
なんだか素敵だな。
高校生の大会が輝くのは、
時に終わりがあるからだと思う。
1年ごとに役割を変え、大きく成長する。
時の切なさがその姿を輝かせる。
さあ勝負! -
ここぞという時に自分を発揮する事が大事
好き嫌いで、物事を判断するのではなく、やらなくてはいけないからやる。
そんな事が生きていると沢山ある。
家族では、条件で好き嫌いを判断しない。空気のような存在
責任を抱える事で、普通に好きな事が好きなかなって思う時がある
環境は人を変える。
そんな事を考えさせられた本でした。 -
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