ナベちゃんのヨメ (Kindle Single) [Kindle]

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  • 2015年12月9日発売
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感想・レビュー・書評

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  • 短いけど「男女の友情」の嫌な面がきちんと描かれていると思う。相手の優しさを利用して続く友人関係。でも一方で、そうやってやり過ごさないと、男女の友情って続かないとも思う。
    恋愛感情によって異性の友人がどんどん減っていくのは、結構悲しいものだから。

  • 好きだしいい人だけど恋愛対象じゃ無いナベちゃん。卒業から7年、大学のコーラス部で同期だったナベちゃんが結婚する…そのヨメがヤバイらしいという噂が立つ。
    女って怖いわー、そしてズルくて身勝手。ナベちゃんのヨメもヤバイけど、みんな似たり寄ったりな女たち。

  • どうだろう。リアリティがありそうで、こういうことは現実的にはあまりないのではないだろうか。実際の気持ちは後になって暴露される、叙述のトリックに似たような手法は個人的には余り好きではない。

  • kindle unlimitedにて
    辻村さんの短編です。
     以前、小説家の誰かが、「実は短編はすごく難しい」と言ってる記事を読んだ事があります。決められた字数に削って削って、それでも意味が分かるように。
     そう言うふうに考えると、この短編は「お見事!」です。
    上手くまとまってます。
     
     こう言うので、unlimitedの効果をプラスして、普段、本に触れない人たちを巻き込んだらイイんじゃないかな?
     
    なんてことを思った1冊。

  • 繊細な感情の描き方が相変わらず上手くて素敵。

  • さらりと読める、ありそうなお話だった。

    ありそうというか、あるよね。
    ナベちゃんは幸せなんだろう。そう思う。
    それより友達の最後の言葉がなんかとても良かった。男友達がとてもいい人。

  • 好きだけど、恋愛対象じゃない男性に対して私も似たような態度を取っていたことを思い出した。
    当人の幸せは他人からじゃ分からない。自分の価値観と外れたことを良しとする人に対して、私はまだどうしたらいいのか分からないなぁ。

著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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