健康で文化的な最低限度の生活(3) (ビッグコミックス) [Kindle]

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  • 福祉事務所に配属された新人公務員・義経えみるは、
    ケースワーカーという、【生活保護】に関わる仕事に就くことに。
    そこでえみるは、生活に困窮している人々を支援することの難しさに直面。
    悩みながらも、「ちゃんと人の相談に乗れる人間になりたい」と感じ、日々奮闘している。
    そんな中、日下部さんという4人世帯の担当となったえみるだっだが、なんとそこで、高校生の欣也君が母に内緒でアルバイトをしていることが発覚。
    アルバイトの収入申告がなされていなかったため、生活保護の「不正受給」となり、欣也君のアルバイト代を役所に返さなければならないことになり!?
    果たして、緊迫の【不正受給編】の行方は!?

    生活保護や申告もれのための徴収金の仕組みの説明をミスし、日下部さん一家の信頼を傷つけてしまったえみるが、どのように傷つけてしまった欣也くんや日下部さんの感情に寄り添って、信頼関係を立て直すかを、同僚や上司の手助けをしてもらいながら葛藤しながら苦闘するかは、ケースワーカーと生活保護受給者の信頼関係をどう作っていくかが、しっかりした生活保護制度などの知識と受給者の感情に寄り添ってしっかり制度について説明したり受給者が困っていることにどう対応するか、しっかりとした専門性と人間力がケースワーカーに必要であることがよく分かったケース。
    後半は、2組の親子と扶養照会が、テーマ。
    感情的に確執がある肉親と受給希望者の関係をしっかり調査した上で、生活保護受給申請を受理するか決めなければいけない難しさ、扶養照会の為に調査する為に受給者の肉親に聞き取りするやり方次第では受給希望者との信頼関係にひびが入り受給希望者のメンタルを傷つけてしまう難しさが描かれた3巻。

  • 扶養義務、扶養紹介、知らなかったワードが。
    当事者にしかわからない事情がある。
    義務では無いけれど、高所得者で援助の実績があれば重点的扶養能力調査対象者。

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著者プロフィール

柏木 ハルコ(かしわぎ はるこ)
1969年、千葉県生まれの漫画家。千葉県立東葛飾高等学校卒業、千葉大学園芸学部卒業。1995年『いぬ』でデビュー。
代表作に、2008年映画化された『ブラブラバンバン』、そして2018年7月からドラマ化された『健康で文化的な最低限度の生活』。

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