マツリカ・マジョルカ 「マツリカ」シリーズ (角川文庫) [Kindle]
- KADOKAWA (2016年2月25日発売)
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感想・レビュー・書評
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「霊媒探偵」を生み出した相沢先生の前作は、やはり電車で文庫本の表紙を隠してしまう系の1冊。ミニスカート女子高生探偵マツリカシリーズの初巻を拝読。だって僕の好きな学園青春日常ミステリだもん。感情を表に出さない知性派美人の上級生とヒッキーぎみのヘタレ男子の下級生の組み合わせは、あるあるパターンだけど、いきなりおまえ呼ばわりは珍しい。「おまえ、本当に役立たずね」「おまえ、犬のようだな」「おまえ、いつからわたしに刃向かうようになったの」それでもダメな僕なんかを相手にしてくれるなら、、、卑屈な男子にいらいら続きの短編4話。日常の謎の題材もどっちか言うと重めな感じ。しか~し、そこは超技巧派。切ないのが好きな人なら、3話まで耐えて読めば、最終話でうるっと来る。仕掛けのある連作短編、ビブリアや米澤穂信と同じく、僕は嫌いではありません。