マツリカ・マジョルカ 「マツリカ」シリーズ (角川文庫) [Kindle]

著者 :
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感想・レビュー・書評

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    評価は4.5つ星です☆

  • 「霊媒探偵」を生み出した相沢先生の前作は、やはり電車で文庫本の表紙を隠してしまう系の1冊。ミニスカート女子高生探偵マツリカシリーズの初巻を拝読。だって僕の好きな学園青春日常ミステリだもん。感情を表に出さない知性派美人の上級生とヒッキーぎみのヘタレ男子の下級生の組み合わせは、あるあるパターンだけど、いきなりおまえ呼ばわりは珍しい。「おまえ、本当に役立たずね」「おまえ、犬のようだな」「おまえ、いつからわたしに刃向かうようになったの」それでもダメな僕なんかを相手にしてくれるなら、、、卑屈な男子にいらいら続きの短編4話。日常の謎の題材もどっちか言うと重めな感じ。しか~し、そこは超技巧派。切ないのが好きな人なら、3話まで耐えて読めば、最終話でうるっと来る。仕掛けのある連作短編、ビブリアや米澤穂信と同じく、僕は嫌いではありません。

著者プロフィール

1983年埼玉県生まれ。2009年『午前零時のサンドリヨン』で第19回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。繊細な筆致で、登場人物たちの心情を描き、ミステリ、青春小説、ライトノベルなど、ジャンルをまたいだ活躍を見せている。『小説の神様』(講談社タイガ)は、読書家たちの心を震わせる青春小説として絶大な支持を受け、実写映画化された。本作で第20回本格ミステリ大賞受賞、「このミステリーがすごい!」2020年版国内編第1位、「本格ミステリ・ベスト10」2020年版国内ランキング第1位、「2019年ベストブック」(Apple Books)2019ベストミステリー、2019年「SRの会ミステリーベスト10」第1位、の5冠を獲得。さらに2020年本屋大賞ノミネート、第41回吉川英治文学新人賞候補となった。本作の続編となる『invert 城塚翡翠倒叙集』(講談社)も発売中。

「2022年 『medium 霊媒探偵城塚翡翠(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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