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- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988102406899
感想・レビュー・書評
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字幕: 現在不明
閉塞感を抱きすべてを諦めている中年の憂いを、リサ以外の登場人物全員に同じ声を当てる、という方法で表現したのは素晴らしいのではないだろうか。(未見なだけで、そんな手法は定番なのかもしれないけど。) そして、彼女の声も「その他大勢」に変わって行く瞬間の彼の落胆ぶり。
人生に特別な何かを求め、それが得られた時の喜び、そしてその「特別」は自分勝手な思い込みだったと気付いた時のやるせなさ、といった人間の心理を、シニカルに、しかもそれをストップモーション・アニメで描いている秀逸な作品。
個人的には、一条の光が見えるようなエンディングより、どん底まで落としてほしかったなあ。監督が妥協したような気がして仕方ない。詳細をみるコメント0件をすべて表示