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感想・レビュー・書評
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ホリエモンの本は、豊かな見識に裏打ちされていておもしろい。著者の見立てでは、日本も今後かなりのスピードでグローバル化が進み、変化せざるを得なくなるとしている。2016年出版でコロナ前の本。AIが登場した今(2024年)、情勢はどうように変わっているのか、気になる。前半は東南アジア含めた国の紹介。巻末のヤマザキマリさんとの対談がすごく良かった。数年後にもう一度読み返してみたい。
▼以下、印象に残った点
少子高齢化と右傾化は、経済発展が一段落した先進国に見られる共通事項。
発展途上国が近代化し、発展するのに対して、先進国の住民である以外に優位性がなくなってきた人々がなんとか優越感を得たいという流れになっている。
北欧は日本より早い段階で成熟社会に移行しており、労働に時間を費やすより、いかに充実した余暇を過ごすのかを大事にするフェーズに移行している。
アフリカはリープフロッグ現象。これから爆発的に発展する。
東京の未来像は、ご飯の美味しいロンドン
福岡は新たなハブ都市になれるか?
定めるべきは目的であり、過程ではない。ある成果にたどり着くまでのプロセスはなんでもいい。
かけている時間=命。命に比べたら、お金なんかいくら削ってもいい。これはグローバル社会のスタンダードの価値観だと思う。
僕たちを不自由にする「国境」は頭の中にある。
▼以下、対談内の印象に残った点
アメリカ人は英語以外の言語を学ぶ必要性がないためか、ものすごい語学コンプレックスがある?ヨーロッパに対する羨望もある(歴史がないため)。
日本は、異質なものを排除しようという同調圧力が強い。世間体が基本ルール。 いろんな人たちがいれば、いろんな生き方がある。体格も顔も声質もそれぞれ違うのが当然、という基本認識が、大陸には当たり前にある。
日本政府は移民政策を採るかどうか協議中。でも、ベストの時期は完全に外した。(東南アジア諸国など)自国がものすごいスピードで経済発展しているので、日本まで出て行く必要がなくなっている。
日本は、アジアのなかで「成功を夢見ることのできるお金持ち国家」の地位にあったかもしれない。でもここ数年で急速に、タイなど新興国との間に、逆転現象が起きつつある。
アジアマネーを取りこむ手を打たずに、ただ傍観しているという選択が、ブラック労働せざるを得ない若い世代の未来を明るくするとは思えない。
ヨーロッパ人は古代ローマ時代に1000年かけて、アリを飼育箱で観察するように、人間というものを研究しつくしてきた。人間を自由に生かしておくと、どうなっていくのか。本質的なことを、歴史を通して彼らは知っている。 国が経済発展しようと、没落しようと、戦争が起きようと、結局は一時的なこと。また、時間をかけてふりだしに戻るよね?と。
若い日本人学生が高いレベルの知識を得るために、アンビシャス(大志)を持って海外に出るという流れは終わった。というより、その必要がなくなってきた。留学しなくてもいい知識を得る方法はたくさんあるし、海外経験がなくてもレベルの高い仕事に就ける。コンビニ店員に若い日本人がほとんどいなくなっているのは、そういうこと。国内に留まっているだけでも、若い人には豊かな選択肢がある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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ホリエモンの本は好きだがあまり記憶には残らなかった -
スマホ片手で簡単に情報を集め、ビジネスを始めたり世界中を飛び回ることができる。インターネットの普及した現在、都市部に住もうと、辺鄙な山奥に住もうと、情報を得るための環境は平等になりつつある。
そして、行動を遮る最大の壁(ボーダー)は自分自身のマインドであること。スマホを取り出して何となくゲームをやってしまったり、ジャンクなサイトをダラダラとチェックしている生活ではダメですね。。
日本の国際的競争力の低下や社会の変動を疑わず、日々ボーッと生きてきた自分に渇をいれるための一冊です。 -
家を持たず、ホテル暮らしの堀江氏だからこそ出来た1冊。日本だけではなく、世界の様々な都市の現実を見た堀江氏の言葉は、停滞する日本人の心を動かしてくれるだろう。
この本を読んでも心が動かない方は、世界や日本が変わっていく流れに飲まれ、いつまでもその枠にはめられて生きていくしかないだろう。 -
日本は相対的に貧しくなっている。
フィリピンに3年住んでいたけど、富裕層はとても豊かな生活をしている。
さすがほりえもんやなぁ -
読了。
現在のアジアの情勢が分かった。
日本はこのままやとアジア勢に追いてかれるな。