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感想・レビュー・書評
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「転がる香港に苔は生えない」を読んだ後にこれを読むと香港の社会の動きや考え方等がわかりやすくなるかもしれません。
データを取って説明しているのでわかりやすい部分が多かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
香港で起こっていることの正体は何なのか?その歴史を紐解く上でこれ以上ないほどのコンパクトさと濃密さ。
終章の語り掛けは重い。我々も自由の意味について真に考えねばならない -
雨傘運動で焦点を浴びた香港。そのお祭りのような騒ぎに違和感を感じながらも、異国の感覚だからと気楽に感じていました。その違和感はやはり正しくもっと注意して考えなければならなかったことを、現在の彼らの行動原理をそのイギリス統治時代から遡って解き明かされた本書で知らされました。イギリスの統治から、中国に返還される際に、何が生まれ、何が失われたのか。そしてそれは昔の話ではなく、歴史が連続していること。現在の香港を知るには、その歴史を知らなければならないことを教えられました。
自由にも様々な捉え方があり、それによってその性質も変わります。自由であれば善とは限らないということ。ただ香港の人々にとって良いということは何なのかはまだ流動的で分からず。注意して今後のニュースを見ていきたいと思います。
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