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- / ISBN・EAN: 4571284845824
感想・レビュー・書評
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画力、ストーリー、エロさの三拍子揃いに驚いた作品です。発売当時は、人体構造のリアル感がある絵柄のBL作品は珍しく、新たな扉が開いたなと焦った記憶が(o_o;)
絵がもう美術。
短いタイトルを作中でビシッと回収するのが良い!です。
流行ってる長々しい説明タイトルは記憶に残りにくいので、短めのタイトルの方が気になりホイホイされます。
毎回扉絵に描かれる「鳥」と「鳥籠」は、受けと攻めを投影していると思われます。そう解釈すると、最後のシーンがより味わい深いものに感じます。作中の鳥籠が既製品ではなく、手作りなところがポイントです!読み手に汲み取らせにくる演出が大好物です。
再読しなくても内容を覚えている、印象深い作品の1つです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すごいな〜、画力!
難しそうな体位等、見応えありました。
これ好きっ!っていう胸に来る表情やカットもあったなぁ(^^) -
質の良いSF映画を見たような読後感。最初の暴力的な展開はちょっと胸に痛かったけれど、ヒューマノイドの設定が絶妙で、その後の2人の心の動きが泣けた。1冊で収めるのに途中駆け足な感じもあったので、できれば上下巻くらいでじっくり描いて欲しかった。
絵もキレイだし、この著者の作品もっと読んでみたい。 -
BL本です。お話の設定はすごくいいのですが
あまり深みはないので印象的に薄い感じかも
しれないです。
あと何回かよんだら良さがわかるかもしれないので空いた時間があったら再読してみます -
主人公の過去に起こった事が比較的終盤で明らかになる構成になっているため序盤の主人公の受けに対する黒さというかハードな感じがより際立っていてラストとの差が出て良かったです。
がっしりした体格のキャラなのに繊細さも感じる独特の絵柄で濡れ場や普通の会話シーン、世界観含めて全てが気に入っています。 -
受注生産のみ、買っておいて良かった。ヒューマノイドと人間、と言う私の大好きな関係性及びエロスの盛り込み方の説得力、ただエロいだけじゃないと言うまるでお手本と言うかこれ以上ないと言うくらい上手い物語構成。おまけに画力も素晴らしい。
「亡き恋人が自分を好きじゃなかった過去への固執から拭いきれない憎悪」
「擦り込みによるエセ恋愛関係」
「記憶を植え付けられただけのコピーか?」
「代替品であっても満足できるのか」
一人の人間の中の感情の断片、変遷、昇華を見せてくれる良作。主人公マキの感情の転位を受けるヒューマノイドのアラタ、この図式でありながらアラタがどこまでも人間らしく描かれているのがとてもいい。
えっちを描いてるだけの絵、と、抜けると言う意味でエロい、と、挿入までのシチュエーションにエロさがある、と、他人のえっちを覗いているようなエロさ、と、エロと一口に言っても色々あるよ。ホルモン異常で、今エロいの求めてないから、余計にそのエロの種類が解るようになったよ。 -
絵の美しさと物語の切なさにぐっときた。外国の映画を観終わった後のような読後感。