日本十六景 四季を旅する

著者 : 森本哲郎

• PHP研究所 (2016年4月15日発売)

感想・レビュー・書評

[toshi1231さんの感想 · 2024年2月8日]

我が敬愛する作家、森本哲郎さんの日本旅行記。詩歌や文学をきっかけに、日本の名所16か所を巡る。土地の歴史、詩歌、文学にまつわる文章もいいのだが、やはり森本さんの旅そのものにまつわる冒険談は最高だ。
特に芭蕉の旅した道を辿る章がよかった。いつか奥の細道を巡る旅に出てみたいものだ。

著者プロフィール

1925年東京生まれ。東大文学部哲学科、同大学大学院社会学科を修了。朝日新聞編集委員などを歴任したのち著述に専念。旅を趣味とし、そのエッセイ・評論はユニークな洞察と巧みな筆致で多くの読者の支持を得た。

「2023年 『ニジェール探検行』 で使われていた紹介文から引用しています。」