- Amazon.co.jp ・電子書籍 (232ページ)
感想・レビュー・書評
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世の中は不確実。うん、誰でも知ってる。
と、思ったらそうでもなかった!
我々が考えている以上に世の中は不確実で、しかも我々はそれに気づいていない。本書はそのことに気づかせてくれる。そしてその不確実性への対応策を示してくれる。
元々金融の世界にいた著者なので経済に関する記述が多いが、それ故に投資をしている人におすすめしたい。
とはいえ投資に興味がない人が読んでも面白いよ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分の中だけに解りやすくすると、
「宇宙を1枚の紙に表したとして、指さした所は大体がダークマター。たまたま何かしらの物質が存在してる所を指差す事はある。それを計算して眼を瞑って指差したとしてもそれはその時の心理状態や前回の結果からの心の計算で大きなバイアスになって指差すって結果が生まれる。紙の端を選択することを避ける事でリスクは低減出来るけど、まぁ…それでもダークマターでしょう」
自分にしか解らないと思うし、合ってるかも解らないけど。 -
ランダム性を過小評価しがちであること、フィードバックについてが勉強になった
行動経済学関連の話は割と他の本で読んでいたので理解しやすくてよかった
アビリーンのパラドックスなど初めて知る話も多くて面白かった -
高校生の時に「マルチンゲールの投資方法」なら絶対に勝てるで!と、数学教師が確率の授業で言っていたのですが、なんか腑に落ちなかったんですよね。必勝法とは言うものの、リスクの分散方法を低い確率で大負けして、高い確率でちょっと勝つという風に調整していることが説明されてなかったからなんじゃないかと、二十数年経った今、思い至りました。
不確実性の話ですが、アンラーニングが大事であるとか、希望的観測と、神頼みとか、集団極性化とか、『失敗の本質』と同じようなことが書かれており、意思決定という意味で気を付けなくてはならないことは古今東西に通ってくるのだなぁと思った次第。
「ブラックスワン」とか、「ウォール街のランダム・ウォーカー」もそのうち読んでみたい -
不確実なものやランダムなものに対ししっかりと向き合う必要がある。そして克服困難である事を理解して予想外の結果が出た時に如何に冷静な判断が下せるかが重要なのである。電子本では無く書籍でも欲しくなった一冊。
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不確実性をランダムウォークとフィードバックによる振れ幅の増長と抑制による複合的なものとして捉える発想が発見だった。
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【 #書籍紹介 】 @BizHack1
本質を深く理解している文章で、
経営や社会問題、因果関係などについて
考える時に参考になる本。
どのようなリスクをどれだけとるべきかを決定すること
こそが、不確実な世界における意思決定なのだ。
↑やらない人って多い。
#不確実性超入門
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2022/06/11 -
投資を主な例に世の中がいかに予測不可能であるか、そして、予測不可能な世界をどう賢く生き抜くかを説いた本。経験や成功を重ねるにつれて、ものごとを予測できると思いがちであるけれど、胸に留めておきたいと思う。
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どんな本かと言われたら、「物事を長期的成功に導くための意思決定の本質」を学ぶ本と思います。
投資もビジネスも、人生そのものも。
勝率に拘らず、多くの小さな失敗といくつかの大きな成功を積み上げる。
そんな戦略が長期的成功への道です。
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「安全神話」という言葉があるように「絶対安全」なものはない。多かれ少なかれ未来には不確実な要素が含まれる。そこにはブラックスワンと呼ばれるような壊滅的な崩壊を招くリスクもあるし、過度に怖がっている内にビッグチャンスを逃していたことに後から気づくこともある。
本書は、どのようなリスクを、どれだけ、どのようにとるべきかを決定するために書かれている。この他、バブルが発生する群集心理についても解説されている。