月刊flowers(フラワーズ) 2016年 07 月号 [雑誌]

  • 小学館
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感想 : 15
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  • / ISBN・EAN: 4910077990769

感想・レビュー・書評

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  • こんなにコミック誌購入に苦労したのは初めてです。発売日分は気付いたときにはとうに売り切れ、重版分も手に入れられるかわからず、奇跡的に残り1冊の店頭在庫を買えたときは小躍りしそうでした!
    40年振りの「ポーの一族」。読む前にこんなに心臓がバクバクしたのも初めてだった。一読目は「ポー」というより萩尾さんの新作、という印象だったが、何度も読み返すうちに、エドガーの懐かしい表情が、眼差しが、甦ってくる。ああ、帰ってきたのだなぁと、しみじみ。個人的には1940年代の戦時下のヨーロッパに興味があるので、この時代を描いてくれたことが嬉しかった。「グレンスミスの日記」を思い出したファンも多いのでは。
    萩尾さんと山岸さんのレジェンド対談もすごく面白かった。改めて、「花の24年組」のすごさに触れた気がしました。真摯な姿勢に心が揺さぶられる一方、「もう年金もらってるので許して」とかお茶目な発言もまたツボでした。
    付録の「訪問者/湖畔にて」(このカップリングも嬉しい)も文句なしの素晴らしさ。「訪問者」は萩尾作品の中でもお気に入り上位作品で読むたび涙していたが、今回もやっぱり号泣。別冊付録もいいものですね。
    勿論、既存の連載作品も大変素晴らしい!コミック誌を買うこと自体が相当久々で、連載途中から読んで分かるかなとも思ったが、全然問題なし!!作品世界に引き込まれて読み、いくつかの作品は号泣(こればっか)。さすがflowers、プチフラワー時代から変わらないクォリティの高さに胸が熱くなりました。「珠玉の少女まんが進化型」というコピーに偽りなし!

    • メイプルマフィンさん
      杜のうさこさん:こんばんは~!flowers、今の状況はわかりませんが、是非是非あがいてみてください。
      電子書籍だとどうなんだろう?
      当...
      杜のうさこさん:こんばんは~!flowers、今の状況はわかりませんが、是非是非あがいてみてください。
      電子書籍だとどうなんだろう?
      当初は、店頭に並んだのをチラ見してから購入を考えようなんて思ってましたが、迂闊でした!全然店頭で見つけられないから、発売日を勘違いしたかと思ってました(^_^;)
      私は、今の自宅用に「ポー」購入を検討中です(実家のはカビ臭くって)。
      2016/06/22
    • 杜のうさこさん
      メイプルマフィンさん、こんばんは~♪

      やっと読むことができました~。
      メイプルマフィンさんのおかげです。ありがとうございました!
      ...
      メイプルマフィンさん、こんばんは~♪

      やっと読むことができました~。
      メイプルマフィンさんのおかげです。ありがとうございました!

      なにせ電子書籍なるもの初めてで、おっかなびっくりだったんですが、
      ちゃんと別冊付録もついてました。あたりまえですよね。(笑)
      ただ『訪問者』は号泣してとんでもないことになってしまった過去があるので、まだ読んでません…。
      私ね、今回『flowers』も初めましてだったんです。
      他の作品も気になるのがありました。
      ママのウサギのぬいぐるみのお話、途中からなのに泣けました。

      今実家の『ポー』が私を呼んでる気がします。
      ちょうど仙台に住んでいた頃に買ったんですよ。
      あの頃はコミックにも書店のカバーをつけてもらってたから、
      行きつけの高山書店のオレンジのカバーがついてます。
      高山書店、もうないんですよね…。
      2016/07/26
    • メイプルマフィンさん
      杜のうさこさん:丁度私もコメントしようと思ってました~♪
      電子書籍は未知の世界と決めつけておりましたが、
      機会があれば私も挑戦してみよう...
      杜のうさこさん:丁度私もコメントしようと思ってました~♪
      電子書籍は未知の世界と決めつけておりましたが、
      機会があれば私も挑戦してみようかなと思います。
      ウサギのぬいぐるみのお話!私も大号泣しました~(´;ω;`)
      今回はホント、涙腺刺激されまくりで大変でしたよ。
      高山書店、懐かしい~~!一時期お世話にななりましたわ。
      仙台の書店もだいぶ変わりましたね。
      これ以上本屋さんが減っちゃうと私も辛いので、
      なるべくお金を落とすようにしています~。
      2016/07/27
  • 少女漫画誌を買うなんて、三十年ぶり? いや、それ以上かも。最後まで買ってたのはたぶん「プチ・フラワー」。その後継誌で、「ポーの一族」の新作が読めるとは。

    ネット上の広告で掲載を知ってからそわそわと待ち続け、いざ届いたらもう、表紙絵だけですでに、眠っていたオトメ心は満杯。あまりにももったいなくて、なかなかページをめくれないという始末なのだった。(じっと見ている様子がブキミだったと夫は言う)

    意を決して表紙を開くと、おお!エドガー。もう一枚めくったら、おお、アラン! いちいち感動の嵐。この気持ちをどう言い表したものか。四十年の時を飛び越えて、ポーの世界が再び目の前に現れたんだもの。大袈裟だろうがなんだろうが、感慨に浸りたくもなるよ。

    少し絵は変わっているけれど、変わらぬ繊細な筆に魅了される。読みきりではなくて、もしかしたら長めの話の導入部か?という感じもするが、やはりその世界の深さと広さはまさに別格。続きは冬に掲載されるそうだ。あ~楽しみ。

    • シンさん
      手に入れられたんですね!うらやましいです。博多・天神の本屋を回ったのですがあえなく全滅。単行本化を待つことにします。まさかまさかの続編に驚き...
      手に入れられたんですね!うらやましいです。博多・天神の本屋を回ったのですがあえなく全滅。単行本化を待つことにします。まさかまさかの続編に驚きました。なんだか24年組づいてきているので、積読になっている竹宮恵子さんの自伝『少年の名はジルベール』を早く読もうと思います。
      2016/07/08
    • たまもひさん
      これはいつも配達してくれる地元の本屋さんに頼んでおきました。重版がかかっても手に入れにくかったようですね。NHKのニュースでも取り上げられて...
      これはいつも配達してくれる地元の本屋さんに頼んでおきました。重版がかかっても手に入れにくかったようですね。NHKのニュースでも取り上げられてたのには驚きました。わたしと同じく、久しぶりに漫画誌を買った方も多かっただろうなあ。少女マンガは不滅だなあと思いました。
      「少年の名はジルベール」もそのうち読もうと思っています。是非感想をアップしてくださいね。
      2016/07/09
  • 生まれて初めて漫画雑誌を予約して買った。読んだ。そこには漫画ではなく「時」があった。

    「ポーの一族」は擦り切れるまで読んで消えて無くなった漫画単行本の数少ない作品だった。
    ふろくの「訪問者」は、初めて買った豪華漫画単行本だった。これも長いこと本棚にあったが、何時の間にか消えて無くなった。
    「残酷な神が支配する」の途中から、萩尾望都と離れてはや20数年。
    彼女のペンタッチとエドガーの貌は変わった。けれども、
    何度も謳われる「春の夢」は、一挙に時を飛び越えるだろう。

    「きみは怒っている。この戦争を」
    「あたし、今の世界中を怒っているの!こんな世界、大っきらい!」

    世代ごとの戦争が、ヨーロッパを駆け巡った。その時代の「時」

    エドガーとアランは消えて無くならない。今回は、それだけはハッキリしている。けれども、それ以外の消えてゆく人たちのことは、誰にもわからない。

  • 新作があたらしく発売する雑誌に載っている、って字面がすごい すごいぞ すごいなぁ サンキュー世界…… お母さんに見せてあげよう私が苦労して手に入れたこのフラワーを

  • 新作を読める日がやってくるなんて考えたこともなかった。増刷ありがとうございます。インタビューも読めて幸せ。天人唐草を読まなければ。

  • 2016-5-28

  • 今月のフラワーズは、萩尾望都先生の「ポーの一族」の新作が掲載され、発売早々に本屋から姿を消した。NHKや週刊文春などマスコミでも取り上げられるほどの社会現象に。普段は3万8千部のところ、今月は5万部刷ったけど売り切れて、前代未聞の増刷1万5千部。そして増刷分も売り切れ続出。「ポーの一族」の凄さを目の当たりにした。
    実際読んでみても、やっぱり凄いというか、他の漫画とはレベルが違い過ぎる。山岸凉子先生との対談もたっぷり6ページ掲載されているし、今月号は捨てられない。

  • ポーの一族!

  • 漫画雑誌を予約して買ったのは初めて・・・
    ――ポーの一族!!! 山岸先生との対談!!! 近所の書店ではいつも買う人が決まっている!(予約するっきゃない!)

    「やっぱ、絵柄は・・・」と思ったのは一瞬だけ、一気に引きこまれました。でも、アランをもっと出して欲しかったなあ・・・。
    そう言えば望都先生!「アランは、死んだ(消えた?)とは言ってない」とか、以前おっしゃってませんでしたっけ!?そちらの方の続きもぜひ・・・キリアンの方も気になるし・・・冬も買います!
    対談も面白く、昔の作品を読みたくなりました。

  • 付録狙い

  • 「ポーの一族」目当てで購入。
    復刻版で既刊を読み終えていたのもあってか、するりとあの世界に帰っていけた。
    読み切りかと思ったら、続き物!冬が待ち遠しい。

  • 「ポーの一族」の新作が読めるなんて思ってもいなかったので、本当にうれしいです。その一言に尽きます。
    40年ぶりのエドガーとアランは、年月とともに幾分顔つきや雰囲気が変わっているものの、心を揺さぶる魅力は昔と何ひとつ変わらなくて懐かしさで胸がいっぱいになりました。
    1940年代のイギリスウェールズ地方を舞台に、ドイツから逃れてやって来た少女たちとエドガーの出会いからストーリーが展開していきます。
    …続きは冬あたりになるそうで、とても待ち遠しいけど楽しみ!

    特別付録はトーマの心臓スピンオフ「訪問者」「湖畔にて」でした。持ってるけど久しぶりにじっくり再読。
    それからさらに良かった企画が、もーさまと山岸先生の対談です。少女漫画の創成期をつくり上げてきた先生方の言葉は深いです。読み応えがありました。

  • 40年ぶりに萩尾望都「ポーの一族」の最新作が掲載されるとのことで久し振りに『月刊フラワーズ』を購入。同誌を購入するのは「バルバラ異界」以来約10年ぶりとなる。家内が読んでいたので私はパラ読みだったが、それでも「7SEEDS」や「風光る」もまだ続いてるんだとか、「×(ぺけ)」「うまんが」の新井理恵が連載描いているんだ(ちょっと画が変わったな)など感慨深い。萩尾望都は80年代前後から画風が変わり「ポーの一族」続編の登場人物も目がきつくなっているが、さすがに物語の雰囲気はそのまま。山岸涼子と萩尾望都とのプレミアム対談も収録され、別冊付録として萩尾望都「訪問者」「湖畔にて」も同梱されている。次回が楽しみだ…今年の冬頃らしいが。

  • 雑誌は買わない主義ですが、新作ポーが載るってんなら話は別です。
    買いますとも!

    正直エドガーはいいのですが、アランに違和感を感じてしまう。
    私がアラン派なせいかしら?
    もっと優しい顔のイメージなのですが、新作ではキツくばかり見えてしまい・・・次作もあるようだし、そのうち違和感なくなるかしら。

  • 40年ぶりの「ポーの一族」しかも付録は(持ってるけど)「訪問者」と「湖畔にて」だとは大変けしからん(笑)
    まだまだ現役ですね、もー様。続きが楽しみです!

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