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感想・レビュー・書評
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ヒトラーと言えば、大虐殺の張本人で、未だに戦争の犯罪者ということで世界中の人が知ってる。
そのヒトラーが現在にあらわれた。
しかし、このヒトラーは本人にも関わらず、ひたすらドイツのため、ドイツ国民の幸せのためを思っている。
ヒトラーの言動からコメディアンとして扱われるが、本人はいたって真面目。
ドイツの文化をあまり知らなかったので、若干わからなかったところもあったが、おもしろい。下巻でヒトラーはどうなるのか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2016 読了
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ヒトラーとナチスといえば、歴史上の大犯罪者。特に髑髏の徽章を付けた帽子と黒を基調とした制服から、武装親衛隊などハリウッド映画では格好の悪役として扱われている。ヒトラーとは、まさに”世界征服を狙う悪の集団の頭目”である。でも本当にそうだったんだろうか?少なくともミュンヘン一一揆の後は合法的な選挙活動で議席を獲得したし、突撃隊を粛清して国防軍を手なずけたし、用意周到かつ冷静沈着な国家指導者の面もあったはずである。
本書はヒトラーがこれまで描かれてきたようなステレオタイプな悪役ではなく、一平民から国家宰相にのし上がった有能な人物と仮定して描いている。何故かベルリン攻略戦から2011年にタイムスリップし、1945年を照らし合わせて、自分なりの解釈を入れながら受け入れていくさまが面白い。
”店先にはトルコ語の雑誌も、多色刷りの立派なものが4-5種おかれていた。これは、ドイツとトルコが同盟を結んだことで、ベルリンーローマ枢軸ならぬベルリン・アンカラ枢軸が成立したことを示す動かぬ証拠だろう。”
テレビに至っては
”ホテルの部屋の片隅に置かれた薄べったくて黒っぽい、四角い板のようなその物体を私は最初、奇妙な芸術作品かと思ったほどだ”
試行錯誤を経て、すべてを受け入れコメディアンとして大成するヒトラー。下巻では? -
なかなか面白い。
ただ当時を振り返っての独白部分は少しうざいかなー -
ヒトラーが現代にタイムスリップして来たら。
ドイツでしか通じないネタ(時事・歴史)が多すぎる。。。
それを差し引いてもかなり風刺が効いてて面白い。 -
くすくす笑いながら読んでたら、だんだん怖さが増してきました。詳細な感想は下巻を読んでからにします。