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- Amazon.co.jp ・雑誌 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 4910084390965
感想・レビュー・書評
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ロアルド・ダール生誕100周年の特集。正直なところ、ダール氏のことは知らなかった。ところが、「おとなしい凶器」のネタはどこかで聞いたことがあると思い出した途端、名前は知らないけれど素晴らしい作家だったと分かった。氏の短編はどれも面白い。今回の特集で収録されたもの以外の作品も読みたくなった。早川書房の告知なのだが、新訳版などが出るので、読んでみようと思う。今号では、「Was Me Mad?」の翻訳が「狂気か正気か」(日暮雅通 訳)と「我狂せり哉」(江戸川乱歩 訳)の2本で収録されている。読み比べが楽しい。また、夏目漱石の「彼岸過迄」で「Was Me Mad?」が触れられているのを知ると、そんな古い作品なのだと気づくとともに、現代にも通じる普遍的な面白さがあることが分かる。
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