神去なあなあ夜話 神去なあなあシリーズ (徳間文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • たまたまだろうが日本の縮図をみるようだ。
    同じ日本なのに、山と街とで全然違う。季節をより濃く感じ、山の神様を身近に感じる。聖書は無くとも村人は同じ宗教を信じているようなもの。そこに入ってきた横浜出身の若者は村人からすると外国人のようなものだろう。労働者として必要な文化の違う外国人と共存する、正に今後の(今の)日本のようである。
    もちろん、若いときには街で学生時代を送り、働きもするのだか、理由があって帰って来た者たちが村人なのだが。
    村で起きた大きな出来事を教えられた時が、主人公が仲間として認められた瞬間だっただろう。

著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

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