平匡さんの成長回。外へ外へと世界が変わっていったのはきっとみくりがいたからなんだろうなと思わせてくれて、ほっこり。恋愛面も「ムズキュン」よりも安定感がで始めたかなと。
その反面ゆりちゃんの「女性の社会からの見え方」はだいぶ今の日本の深い闇を見ているような気分になってしまった。人生は色々といいつつ、人は皆社会からの見え方や一般的な考えとの折り合いを見つけながら模索して生きているんだな〜と考えて一人暗くなってしまった。
また、仕事に対する考え方。沼田さんたちの「仕事が減っていく中で、他人に儲けてもらって自分たちも儲ける」これは新しい仕事を作るということだけでなく、世の中の仕組み全体がそうなれば、きっと「仕事」というものに対しての概念が変わっていくと思われる重要な話だった。
その一方、やっさんが仕事を工夫すればするほど自分にだけ仕事が舞い込むから手を抜くようになった、と。辛い。社会のシステムが昔ほど働けば働くほどもらえるわけでもなく、特に女性の平均収入は年齢を重ねても伸び悩んでいる時点で、辛い。
女性の方が比較的工夫して物事を並行する能力があるのに、それを家事でしか生かせられない社会。今後の日本の行く末にもつながることだなと思った。