とりあえず3作目までは読もうと思ったのだが、もうここで読むのをやめようと思う。
物語自体はそれなりに面白かった。世界観も良いし、謎の薬を追う過程も面白い。
でもやはりどうにも登場人物が好きになれない。
文体も時々雑だし、何より言葉づかいが受け入れられない。
この世界は身分制度があり、それに準じた教育を受けているのではないのか?
雪哉と若宮の距離感はもういいとしても小梅はちょっと受け入れられなかった。
何で雪哉にだけあんな馴れ馴れしいのか。
身分の違いがあまり分からないのかと思いきや、雪哉以外の人にはちゃんとした態度だ。
初めは雪哉の正体を知らなかったのでいいのだが、分かった後は一度態度が改まるものなのでは。
そこから畏まったままになるか、徐々に親しくなって元の態度に戻ったりするのではないだろうか。
いくら事件が彼女本人のせいではないとはいえ、ちょっと図々しい気がする。
雪哉の家の者も彼を大事にしているようなのに、小梅の態度を注意することもない。
言葉づかいや文体や表現など、そいういった小さいトゲのような不快感が積み重なってしまい物語に集中できない。
この先は気が向いたら読むかもしれないが、ちょっと自分の好みと合わないのでやめようと思う。