直感力を高める 数学脳のつくりかた [Kindle]

  • 河出書房新社
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  • 脳科学の知見から学習の方法を考えるという内容。
    学習は物理的には脳神経に新たな回路を形成することに相当する。したがってスポーツや演奏技術と同じで反復練習が重要であり、一夜漬けなど短期間の学習は効果がない。

    脳には「拡散モード」と「集中モード」という二つの状態があり交互に使用するのが良い。普通は集中モードで長時間同じ教科や課題に取り組むが、いったん休憩することで拡散モードに入るとバックグラウンドで脳は学習し続ける。散歩やシャワーの時にずっと解決できなかった問題の解決策が閃くのは拡散モードをうまく使ったからということ。睡眠が最強の拡散モード。

    学習で一番重要な方法は思い出すこと。繰り返し書籍を読んでも効果はなく、自力で思い出す練習をすることで神経回路が形成・強化されていく。

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著者プロフィール

バーバラ・オークリー Barbara Oakley, PhD
ミシガン州ロチェスターのオークランド大学工学科教授。世界中から数百万人の生徒が参加する大規模公開オンライン講座MOOCを運営する。STEM教育での傑出した技術革新により米国工学教育協会チェスター・F・カールソン賞を、生物工学教育の模範的取り組みによりセオ・L・ピルキントン賞をそれぞれ受賞。著書に『直感力を高める 数学脳のつくりかた』『先入観を捨てセカンドキャリアへ進む方法』『学び方の学び方』などがある。

「2021年 『学ぶ力を強くする~ガリ勉しないで成績をあげる脳の使い方~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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