弱いつながり 検索ワードを探す旅 (幻冬舎文庫) [Kindle]

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  • ■ひとことで言うと
     旅を通して様々な偶然に触れ、自己世界を拡張せよ

    ■キーワード
     ・「個人」=環境パラメータの集合体
     ・弱い絆=偶然性=ノイズを生む(マーク・グラノヴェター)
     ・弱い絆が自己世界を拡張する
     ・ネットは階級(所属・思想・人間関係)を固定する
     ・旅をする=意識的に偶然に触れる→検索ワードが増える→自己世界固定からの脱却
     ・環境の変化→思考の変化→アウトプットの変化
     ・「言葉にできないモノ」があることを知る
     ・体験が検索の欲望=自己世界の拡張を喚起する
     ・「観光客」=固定的でもなく楽観的でもない中間的な存在 として生きよ

  • 中学生でも読めるような平易な内容とページ数で非常に読みやすかったです。

    どうしても「自分の得たい情報」に依存しがちになってしまうGoogle検索。そればかりだと自分の狭い価値観や世界観が強固になってしまうだけなので、旅に出て違う環境に身を置く事で、違う検索ワードを手に入れる事が出来、価値観や世界観が広がりますよ、と言った主旨の事が書かれています。


    旅先でGoogle検索ばかりしてるのはどうかと思いますが(笑)、とりあえず、旅先で気になったキーワードはメモに残しておき、帰ってきたら熱が冷めないうちにGoogle検索するという意見には賛成です☆

  • ふわっといきましょう。
    やっぱあっちこっちしたい。

著者プロフィール

1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。著書に『存在論的、郵便的』(第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』、『クォンタム・ファミリーズ』(第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』、『弱いつながり』(紀伊國屋じんぶん大賞2015)、『観光客の哲学』(第71回毎日出版文化賞)、『ゲンロン戦記』、『訂正可能性の哲学』など。

「2023年 『ゲンロン15』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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