ゴールドフィンチ　３ [Kindle]

著者 : ドナ・タート 岡真知子

• 河出書房新社 (2016年7月25日発売)

感想・レビュー・書評

[niwatokoさんの感想 · 2016年10月7日]

主人公がベガスからニューヨークに戻って、読んでいてものすごくほっとして、ああこれで彼もまともに幸せになれるんじゃないか！と期待したのもつかのま、運命が過酷すぎてつらい。「死」が多すぎる。こんなに安らがない人生があるだろうか、っていう。
ドラッグ恐ろしい、って話になってきてどうなっちゃうんだろうと不安。
読むのがつらいくらいだけれども、すごく美しくて感動的に思う場面もあるし、ニューヨークの景色だとかいろいろと、読んでいてものすごく鮮やかに頭に浮かんで引き込まれる。

著者プロフィール

63年、ミシシッピ州生まれ。92年の処女作『シークレット・ヒストリー』でデビュー、世界的ベストセラーに。3作目の本書で2014年、ピューリツァー賞（フィクション部門）受賞、『タイム』誌「最も影響力のある100人」に選出。

「2016年 『ゴールドフィンチ　４』 で使われていた紹介文から引用しています。」