- Amazon.co.jp ・電子書籍 (388ページ)
感想・レビュー・書評
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話すという場面の多いさ自分にとって、考えさせられることの多かった作品。
まぁなかなか人の心を掴むのはうまくいかない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
スピーチライターを題材とするのは面白い。ストーリーに意外性は少なかったけど、最後まで楽しく読めた。
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構成がいい。
よくある2や3方面の視点変更もなく、一直線に進むドラクエ方式。話も最後までキッチリ受け入れられる最大公約数の展開。
私は、最後の方は要らないタイプですが。
過去の映画の話もそうだけど、絵画以外の話も全然書けるのがスゴい。
アッサリとした文体、山沢与平の絵かよ。
スピーチも泣けるだけでなく、現実味があるのが素晴らしい。
安くドラマ化できそう。米倉さんかしら? -
とても良かった。
言葉より行動が大事という考えがあり、今まで言葉をあまり重要視してなかったけどこれ読んでなんとなく言葉に対する捉え方が変わった気がする。 -
「言葉を届ける姿勢」を大いに学べる小説。スピーチライターという仕事を知ったのは、菅前総理の安倍元総理の追悼文だった。Twitterで検索すると数名がヒット。政治関係者へのコーチングも行っている印象を受けた。
インタビューライターとして取材相手の話を聞くうちに、技術は着々と上がっていくけれど、「最終的に、自分の心を鍛えなければ頭打ちだな」とややスピリチュアルな考えをもつようになり、終わりのない旅に途方もなく感じていた。が、主人公のこと葉は「言葉を届ける心意気」を最初から持っている人だった。それがなんだか、うらやましい。だからこそ、OLから異例の転身で一気に花開いたのだと思う。本当はあっという間ではなかったのかもしれないが、その部分は書かれていなかったので、想像してみる。 -
スピーチライターという職業にスポットライトをあてた物語です。
主人公が失恋相手の結婚式で、最悪なスピーチと最高のスピーチと出会うことから始まります。
言葉にスポットを当てているので言葉選びが秀逸で面白かったです。
もう少し原田マハさんの本を読んでみたいと思わせてくれるような本でした。 -
大好きな本!
本なので当たり前に文字を読むのですが、スピーチの声、その場の雰囲気が伝わってくる感覚。
元気に仕事をがんばりたいとき、明日からのやる気をちょこっと出したい時におすすめです。 -
前半はとっても好きだったけど、後半はいまいち入り込めなかった。
政治への関心が薄いからか、恋模様が読めたからだろうか?
原田マハさんはやっぱり美術系の作品が好みだなーと思いました。 -
言葉の魔力と魅力に溢れた素敵な作品でした。
スピーチライターという日本では馴染みのない職業を取り扱ったこの作品。作品内のスピーチはもちろん地の文にも彩りに満ちた表現が随所に。
話すのが苦手な方、近々スピーチの予定がある方、読んでみた方がいいかもしれませんよ?
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本作品で初めてスピーチライターという職業を知りました。
言葉をたくみに操り、人々の心をつかむスピーチを考える主人公の師匠に心を掴まれました。
また、政治に興味がなく無知でしたが、スピーチライターを通して政治についても勉強することができました。