神様メール [DVD]

  • 107人登録
  • 3.42評価
    • (7)
    • (20)
    • (16)
    • (6)
    • (3)
  • 21レビュー
監督 : ジャコ・ヴァン・ドルマル 
出演 : ピリ・グロワーヌ  ブノワ・ポールヴールド  カトリーヌ・ドヌーヴ 
  • KADOKAWA / 角川書店 (2016年10月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988126209711

神様メール [DVD]の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • LE TOUT NOUVEAU TESTAMENT
    2015年 フランス+ベルギー+ルクセンブルク 115分
    監督:ジャコ・ヴァン・ドルマル
    出演:ピリ・グロワーヌ/カトリーヌ・ドヌーヴ/ブノワ・ポールヴールド
    http://kamisama.asmik-ace.co.jp/

    何を隠そうブリュッセル在住の「神様」は、かつて世界を創生し、今では部屋に閉じこもってパソコンですべてを管理している。性格悪くて陰険なこの神様は、事故や天災を起こしたり、人間を苦しめる小さな法則(ジャムつきパンは必ずジャムの面から落ちるなど)を作ってはニタニタしている。その妻は愚鈍で夫に口ごたえひとつできず、10歳娘のエアは横暴で自己中なモラハラDV親父に猛反発!かつてやはり父に反抗して家出した兄のJC(言わずと知れたジーザス・クライスト)のアドバイスで、6人の使徒と「新・新約聖書」を作るため、洗濯機の通路から人間世界への家出を決行。その前に父への嫌がらせとして、パソコンから「余命宣告メール」を全世界に発信、さらにパソコンを使えなくしてしまう。

    監督は『トト・ザ・ヒーロー』が大好きだったジャコ・ヴァン・ドルマル。ゆえに設定について細かいツッコミなど入れてはいけません。これはあくまでコミカルでブラックなファンタジー。最近たまたま旧約聖書を何冊か再読していて、神の横暴、モラハラ、パワハラ、DVっぷりに大変憤りを感じていたので、娘を追いかけて現世へやってきた神(=ふつうのおっさん)が、威張りくさって横暴な言動をするたびに、オヤジ狩りの不良少年どもにボコボコにされたり、運び込まれた病院で子供のジャムパンを奪って母親に殴られたり(しかもジャムパンはジャム面から落ちる!)、難民救済院みたいなところで炊き出し貰うのに順番抜かしをしてまたボコボコにされたり、庇ってくれた信者に息子JCの悪口を言いまくってまたボコボコにされたり、とにかく踏んだり蹴ったりの酷い目に合いまくるのが痛快(笑)それでもまだ「イナゴ降らすぞ」とか言ってるし、これよく宗教関係機関からクレームつかなかったなあ。

    エア役のピリ・グロワーヌはとにかく可愛い。そして兄のJCほどじゃないけど、ちょっと水の上を歩いたり、一つしかないハムサンドを二つにしたりくらいはできるし、人間に固有の音楽を聞き取ることもできる。父の書斎からランダムに盗んだファイルの6人を自分の使徒にすると決めた彼女は次々と彼らに接触していく。美人なのに左手が義手のオーレリーのエピソードがシュールで一番好きだった。テーブルの上でスケートをするように失われた左手が踊る場面の、グロテスクと紙一重の美しさ。使徒たちはみんなちょっと変で不幸だけど、ちょっとした映像のファンタスティックさで全体的にとても可愛らしい印象。恋をした殺し屋の周りに浮かぶ花、女の子になりたい少年にまとわりつく魚の幽霊、冒険家を誘導する鳥の群れ、そしてサーカスのゴリラと恋に落ちる大女優カトリーヌ・ドヌーヴ(笑)さすがデルヴォーやロップス、マグリットの国ベルギーの映画。

    個々の余命を宣告された人類の反応も面白い。余命62年の青年は、何をやっても死なないと証明するために何度も飛び降り動画をアップするし、紛争中の軍隊は戦争を止めてしまう。神自身がいうように余命=いつ死ぬかわからないことが、神が握っている人間の「弱み」で、それがあるから信仰されていたのに、余命を知った人々は生き方の指針を変えてしまう。最後に必要とされるのは神ではなく愛だというベタだけどポジティブなメッセージは、しかし微笑ましい。6人目の使徒である少年ウィリーの余命最後の日にエアのママ=夫である神にさんざん愚者よばわりされていた女神が起こした奇跡も、ひたすらハッピー。ガーリィなエンディングも可愛いけれど、実はすごくシニカルな映画でもあり、個人的にはとても面白かった。

  • うれしい未来、受信中

  • 独特で鮮やかで発想豊かな映像表現が素晴らしい。一番よかったのは、恋をした男性の顔の周りに黄色い花が8つほど浮いているところと、周囲がぼんやりとして半透明のゼリー越しのように見えるシーン。
    内容も皮肉が効いていて、とても面白かった。そしてケヴィンが本当にお馬鹿。
    こんな映画がヨーロッパ各国で人気になるなんて、さすが酸いも甘いも噛み分けた国々だな。

  • はちゃめちゃやりよる、この神の子は

  • 原題:LE TOUT NOUVEAU TESTAMENT/THE BRAND NEW (2015年) ※日本公開2016年
    収録時間:115分


    「人生はスケート場だ。大勢が滑って転ぶ。」

    うーん。あらすじは面白そうだったんだけどな。
    最近悲しい事があったから、ちょっと救いを求めてコレ系を観たっていうのもあるんだけど…。
    いまいちテンポも良くなく。微妙だった。
    ただ、余命を知る知らないで人間がどう変わるかは興味深い。
    本当に自分のやりたい事とか見えてくるかもね。
    知りたくない人も居るだろうけど、私は知りたい派。

    “ベルギー・ブリュッセルの街に暮らす神様と、その娘が引き起こす騒動を描いたファンタジックコメディ。ブリュッセルの街に家族と一緒に暮らしている神様は、自分の部屋のパソコンで世界を管理し、面白半分で事故や災害を引き起こしている。そんな父に憤慨した10歳の娘エアは、それまで一歩も出たことがなかった街に出ることを決意。しかし、家出の前に立ち入りを禁じられている父の部屋に忍び込んでパソコンを触った彼女は、間違えて世界中の人々に死期を知らせるメールを送信してしまう。エアは人間たちを救済しようと街に繰り出し、そんな娘を追って神様も街に出るが……。”

  • 制作年:2015年
    監 督:ジャコ・ヴァン・ドルマル
    主 演:ピリ・グロワーヌ、ブノワ・ポールヴールド、カトリーヌ・ドヌーヴ、フランソワ・ダミアン
    時 間:115分
    音 声:仏:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ、日:ドルビーデジタルステレオ


    神様は妻、息子JC、娘エアと一緒にブリュッセルのアパートで暮らし、パソコンでいたずらに世界を支配している。
    ある日、人間に運命に縛られることなく生きてほしいと思ったエアは、神様のパソコンから人々に余命を知らせるメールを送る。
    エアは、大パニックに陥った世界を救う旅に出るが、彼女の小さくてヘンテコな奇跡は思いがけず人々の悩みを解決していく。
    鳥を追って北極まで大冒険に出る会社員、不死身の美女と巡り合う殺し屋、ゴリラと恋に落ちる主婦
    ……それぞれの生きがいを見つけていく人間たち。
    しかし、エアが最後に巡り合った男の子ウィリーは死期が目前に迫っていた…。

  • あなたの未来決めちゃうゾ

  • 「もしも、神様がこんな形で運命を決めているとしたら?」というIfの世界の着想が面白い。フランスの映画は過去にあまり見たことが無いけど、どの作品も話がほのぼのとした雰囲気で見ていて心地よい。(リュック・ベッソンみたいにリアル志向な作品もありますが)この映画も終始そんな雰囲気で見ていてほのぼのとさせられた。感想はこんなところです。

  • CMを見て可愛らしいほのぼの映画かなと思って何気なく見はじめたら、いやいやいや、なかなかのクセもの映画。神様の娘、10才のエアちゃんが主人公。お父さんは神様なのだけど、本当に嫌なヤツを絵に描いたような嫌なヤツで退屈しのぎに自分の創造物をいたぶって遊んでいる。エアちゃんのお兄ちゃんはイエス•キリストで、エアちゃんからお父さんをこらしめたいという相談を受け、新新訳聖書を書けばいいといい、そのためにも12人の使徒を18人に増やすことをアドバイス。エアちゃんは奇跡をおこすために、父親のパソコンから余命を知らせるメールを人類に向けて一斉送信する。突然、余命を知らされた人類はとにかく自分のやりたいことを優先するようになる。まったく自分を恐れなくなった人類に神様は怒り、エアを連れ戻そうと自らも下界におりたつのだが、口も素行も悪い神様は人類から袋叩きにされたりとさんざんなめにあう。


    エアちゃんが使徒として選んだ6人をメインに余命を知った時、人は何を望むのかを描いていく。エアちゃんが起こす奇跡はモラルとは無縁。そこでいつもちょっと予測不能な展開に驚かされる。
    使徒が18人になり女神様がパソコンのアドミンとなって無邪気に世界を変えていく様は、ハッピーエンドというか、もうとらわれなくていいじゃん、と開き直って高笑いしたくなるというか。ちょっと宮崎駿の「ハウルの動く城」のエンディングを思い出した。「こんな戦争さっさと終わらせちゃいましょ!」とあっさり好転させるあっけらかんさ。さっきまで深刻に悩んだり、不安がっていたことが全てバカバカしくなってくる。

    余命を知らされたら、とんだ長寿とわかって喜んだり、逆に余命がまだあるからとわざと高所からとびこむなと、命をおとすような行為にチャレンジしたり、たしかにそういうことありそうと笑ったり頷かされてみたりで面白かった。

    フランス映画のテンポに慣れてないし、聖書にも詳しくない。アート的表現にちょっととっつきにくいと感じたりもしたし、正しく理解できたのかも甚だこころもとないが、それでも最後まで見て良かったと思える映画。やはり女神の逆転劇は爽快。あと神様がめっちゃ嫌なヤツなんだけどなんとなく憎みきれない魅力と面白さがあった。いなきゃ寂しい…かも。あのあと神様どうなったんだろう。

  • 2017.06.03.

    奇抜。
    主人公エアを演じているPili Groyneがめっちゃ可愛い。

    エアの父 神様はひどい人だし、
    お母さんの女神も 最初全然パッとしないし、
    お兄さんの JCは置物と化してるし…
    ハチャメチャ。
    マーフィーの法則みたいなの作っちゃう神様って何者⁈

    もし余命がメールで送られてきたら…
    短かったら パニックになりそうだし、
    だからと言って長くても、それで良いとも思えないし。
    余命がわかるのって微妙。
    もし私が余命メールがきたら何をするかな。
    長さによって変わるだろうけど、
    色々な長さで考えて見るのもいいかもね。

    エアがその人の持っている音楽が聞こえるというのも面白い。
    私の音楽も教えて欲しいなぁ。
    何がいいかなぁ。

    カトリーヌドヌーブは貫禄。
    大好きだけど、歳をとってしまって…
    でもよくこの役引き受けたなぁ。

全21件中 1 - 10件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印

神様メール [DVD]に関連する談話室の質問

外部サイトの商品情報・レビュー

神様メール [DVD]を本棚に登録しているひと

神様メール [DVD]を本棚に「いま見ている」で登録しているひと

神様メール [DVD]を本棚に「観終わった」で登録しているひと

ツイートする