算盤が恋を語る話 [Kindle]

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  • 2016年8月25日発売
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感想・レビュー・書評

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  • 単なる恋の話では終わらなかったですね。
    落語みたいなオチという感じがした。
    てか、Tくん、キモいな。

  • 算盤が恋を語るとは、そういうことか! ちょっと変態チックなT君や、伏線による最後の展開など、ただの恋の話ではない、乱歩らしさがつまった作品です。ちょっと可哀想なT君ですが、すごく好感を持てます。

  • 江戸川乱歩の短編の中で、かなり好きな話です。
    乱歩の短編というと『踊る一寸法師』とか『芋虫』とかの、超怖い話を思い出しますが、こういう切ない恋の話もあります。

  • いつもは正気と狂気の狭間で揺れ動く人の心を書く乱歩だが、普通の恋を題材に物語を書いていたとは全く知らなかった。スッカリ内気な主人公に感情移入してしまった。さすがお見事。

  • まあ実際のところ、そんなによくはない。ちょっと無理があるかな。こっち系統の乱歩の中ではハズレでしょう。

  • 1925年大正14年の作品らしいが当時としてどの様なジャンルの小説だったのだろうか?恋愛小説?お笑い小説?ちっぴりホラー小説?推理小説?現代なら主人公の行動はうすら寒い下手をしたら会社の同僚に白い目でみられる変態になってしまうだろうが当時は乙女心をキュンとさせてしまうシチュエーションだったのだろうか?などと考えながら最後は脱力で終わりました(笑)江戸川乱歩は少年探偵団シリーズが有名だが大人の小説も中々面白い。青空文庫が続々出ているので今後が楽しみ。

  • 独りよがりが悲しい話

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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