アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅 MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
- ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4959241764010
感想・レビュー・書評
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敬愛してやまないアラン・リックマンの遺作の一つであったので、いつか見たいと思っておりました。
アラン・リックマンが声を当てている芋虫(今作では蝶々に)が話すのを聞いて、ああ、もうこの人のベルベットボイスは聞けないのかと感慨深い気持ちに。ドアを開けたアリスに向かって言った「Mind your step」は、友人のようであり他人のようであり、そしてどこか父性を感じさせるものでもあり。たった数分のシーンでしたが、彼が出演してくれてよかった。
前作で大暴れしてくれた各キャラたちとの再会シーンは胸踊るものでしたし、ハートの女王の影が見えるシーンではやっぱりワクワクしました。
クロノスフィアに乗って、時間の海を航海するシーンは、さすがディズニー!といったお金のかけかたで、迫力満点。劇場で見ていたらさぞかし楽しかったでしょう。
ストーリー展開はやや予想展開が簡単すぎるものの、キャラクターたちに個性を持たせているので、これくらいシンプルなものの方がトゥーマッチにならないのでバランスが良いのかもしれません。
個人的に、映画は90分から120分のあいだで作られるのが一番良いなと思っているのですが、こちらは112分。その間、一度も飽きたりすることなく見られたので、エンターテイメントとしては優れた作品なのだと思います。
とにかくアリス役のミア・ワシコウスカが魅力的です。四角い顎のラインも、睨みつけたときに見えなくなる色の薄い眉毛も、中性的な瞳も。声もとても心地よく、劇中で身につける様々な衣装もよくお似合いでした。ハートの女王に会いに行ったときに来ていた、ふくらんだパンツが素敵でした。
ジョニー・デップは若干苦手な俳優さんですが、ハッターは主役を食いすぎないへんてこさで好感が持てます。最後の「But dream is not real(でも夢は現実じゃないわ)」というアリスに対して、「Who decides which is which?(そんなこと、誰が決めたんだい)」は、アリスの世界観だけでなく、ルイス・キャロルの意思すらも感じさせる会話でうるっときました。
あと、大大大大大好きなスティーブン・フライがチェシャ猫の声をしているので、チェシャ猫が出てくるときゅんきゅんしました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
映画館大画面で見るべき傑作。パンフレットも必買。
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タイムはいい人。もう一回見たい。