やり抜く力 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 本書は、近年注目されているGRIT(グリット:やり抜く力)という人間の能力について、第一人者が解説した本である。やり抜く力を備える事が、人生を豊かにするということと、そのやり抜く力をつけるためにはどのようにしたらよいかということについて、様々な事例を用いながら解説している。
    自分自身、教育経済学で近年着目されている非認知能力に興味があり、GRITは非認知能力に近い概念らしい、ということをなんとなく知っていたため、具体的にどのようなものなのだろうと思い、本書を読んだ。が、少し肩透かしをくらったような気分になった。というのも、やり抜く力を伸ばすためにはどのようにするべきか、ということに関して、本書では「自分のやりたいことを見定めて諦めずにやること」と主張している。これは、正直やり抜く力を伸ばすための方法は何か?という問いに対する回答になっていない。結局、本書を通してこの問いに対する直接的な回答は見当たらなかった。あと、全体を通して主張が見えづらく、事例とそれに対する見解を羅列しているような形式になっており、ぶっちゃけよくわからなかった。
    総じて、個人的には少し期待外れであった。自分の期待値が少し高すぎたのかもしれないが。
    ちなみに、著者はTEDでスピーチを行っており、内容は本書の内容をコンパクトにしたようなものなので、個人的には本を買わずにそっちを見た方が良いと思った。

  • この本を読み切るのにやり抜く力が必要…。
    丁寧に実例を交えて解説されていますが、結論だけ知りたい方は最終章だけ読むだけでも十分かもしれません。
    <やり抜く力を付ける方法まとめ>
    ・興味を掘り下げる
    ・ストレッチ目標を設定してクリアする
    ・取り組んでいることが、大きな目的とつながっていることを意識
    ・絶望的な状況でも希望を持つことを学ぶ

  • 納得度は高い。
    新しい発見はあまりない。
    この本を読んだからと言って、目から鱗が落ちるようなことはなかったと思う。

    継続は力なりみたいな単純な話をデータに基づいて言語化しているところと、目標の構造化のところは価値があったと思う。

  • そんなに有用ではなかった。自己啓発本によくあることですが、それが出来たら苦労しないって感じですかね。著者は経歴は優秀なのかも知れないが考えはそんなに深くないと思った。

  • ★Audibleにて読書  
     タイトル通り、やり抜く力の重要性(どんな天才でも、その故は「やり抜く力」にあるといったような)がエビデンスベースで述べられている。
     やり抜く力を身につけるにはどうすべきかといった趣旨といった内容というよりは、読者に改めてやり抜く力が必要であるということを様々な事例に基づき再認識させるような内容といった印象。内容は、「なるほどな」「確かにな」と思えるような内容は確かに多々あるが、大きく今後の人生に影響を与えるような目新しい内容があったような印象はなかった。(既出の書籍でも述べられているような事実が多かった印象。)この手の本をたくさん読まれている方には少し物足りないのではないかと思うが、本の内容としては、充実したものであると思う。

  • 人生の成功を決める究極の能力は、やり抜く力
    やり抜く力は、「興味」「練習」「目的」「希望」により伸ばすことができる。また、親、教師、コーチ、上司などが伸ばすためには重要だ。

  • 意図した練習

  • 特定の分野で偉業を達成するのは「才能」よりも「やり抜く力」がある人たちだった。「才能」があっても踏ん張れない人は多い。「やり抜く力」は「情熱」と「粘り強さ」の二つの要素から成る。「情熱」とは目標に対して興味を持ち続け、ひたむきに取り組むこと。「粘り強さ」とは困難や挫折を味わっても、あきらめずに努力を続けること。問題は本当にやりたいことがすぐに見つかるわけではないということか。。。

  • 読み終わってみれば、真新しいことは書かれていなかった。
    例)
    「目標設定→クリア」を繰り返し続ける
     ・明確に定義されたストレッチ目標
     ・完全な集中と努力
     ・すみやかで有益なフィードバック
     ・たゆまぬ反省と改良

    しかし、だからと言って自分が書かれていることを実践できているかと言われるとそうでもなく、改めて自分の今を見つめ直すきっかけになった。

    「やり通すことで「やり抜く力」を鍛えられる」
    何じゃそりゃ、とも思ったが、実際そうなのだろう。
    地道に一歩一歩、ただ意図的な方法で、成長し続けられるように努力したい。

  • 事例が多くっていうかほとんどで、集中して興味もって読めず。
    結局メインテーマの軸というのか、掘り下げというのか、わたしにはわからず。大事なのは重々承知のすけなのだ。

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