ゴーレム (白水Uブックス) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • マイリンク圧倒的です。
    こんなもんがあったとは…
    淡々とした一人称視点の語りをこうも有効的に扱うとは参りました。
    何度も読み直すべき名著。

  • [「結び」以降]
     驚きの結び。そうなるのかー。なんとなく狐につままれたような心もちで読了。
     そもそものゴーレムの聖書における由来を、「解説」を読んで初めて知った。詩編だったのか。そして、前知識なしにここからゴーレムを読みとるのは至難の業だと思った。

    --

    [自由]
     目が覚めたかのような。いきなり景色がくっきり見えるようになったように思い、読んでいる自分も夢から覚めたような。いや、どうなのか。

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    [月]
     語りの速度がどんどん速くなる……

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    [「苦悩」・「五月」]
     あまり内容と直接に関わる話ではないと思うのだけど。比較的よく目にするエピソードとして、自身は真に潔白なのだからイリーガルな逃亡はしないと獄中で言ってのけるというのは、正しくはあるのだろうけど、往々にして機能しないよなと思ってみるなど。

    --

    [「女」・「奸計」]
     ごごっ、と話が動いた。後半戦。

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    [「昼間」-「芽生え」]
     読み進めていくずつ、霞がかっていく印象に囚われてしまっている。ちょうど半分あたり。

    --

    [「眠り」まで]
     読み始め。いきなりわくわくする。楽しい。

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著者プロフィール

1868-1932。オーストリアの作家。神秘小説「ゴーレム」で名高い。

「2017年 『ワルプルギスの夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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