イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密 [DVD]

監督 : モルテン・ティルドゥム 
出演 : ベネディクト・カンバーバッチ  キーラ・ナイトレイ 
  • ギャガ
4.00
  • (96)
  • (162)
  • (72)
  • (10)
  • (1)
本棚登録 : 719
感想 : 122
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4589921403658

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 史実に基づいているせいか、エニグマ暗号解読の瞬間以外はスカッとする部分はなくむしろ全体的に胸糞系。後半は天才数学者としてではなく当時犯罪であった同性愛者としての描かれ方がメインだったのが残念。

  • 頭脳戦というか理性的な映画と思って見たが、人間ドラマだった。主人公はアスペルガーで同性愛者。そして天才的な数学者。

    かつて英国では同性愛者は違法だったんだな。ホルモン剤の強制投与とか、すさまじい話だ。

  • 生きづらさ

  • 第二次世界大戦下のイギリス。劣勢を強いられる連合軍の急務はドイツ軍の暗号機エニグマの解読であった。天才数学者チューリングがこの暗号解読チームに参加するが、独自の解読機の設計を始める。チャーチル首相に直訴しチームリーダーに就任した彼は、実力不足のメンバーをクビにし公募で募った女性ジョーンを採用する。
    寄宿学校時代にいじめから庇ってくれた友人クリストファーを肺炎で亡くした彼は同性愛者であったが、ジョーンをチームに残すため彼女と結婚する。チームはエニグマの解読に成功し連合軍の勝利に貢献するが、終戦後すべての資料は破棄されエニグマ解読の功績は葬り去られる。
    1951年、同性愛行為で逮捕されたチューリングは有罪判決を受け化学的去勢を受け入れる。心身ともに憔悴した彼をジョーンは励ますがチューリングは41才で自ら命を断つ。

    第二次世界大戦下で活躍した実在の数学者アラン・チューリングの半生を映画化。スリリングな戦争ものでありながら、チューリングとクリストファーの純愛と悲劇的なラストに涙。風変わりなチューリングを支えたジョーンを演じたキーラ・ナイトレイが美しい

  • 実在したイギリスの数学者の半生。
    暗号解読をコンピューターの元のようなものを作って行い、イギリスの勝利に貢献した実在の人物だそう。
    昔は同性愛が犯罪だったということに驚いた。

  • 1939年、イギリスがヒトラー率いるドイツに宣戦布告し、第二次世界大戦が開幕。天才数学者アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)は、英国政府の機密作戦に参加し、ドイツ軍の誇る暗号エニグマ解読に挑むことになる。
    エニグマが“世界最強”と言われる理由は、その組み合わせの数にあった。暗号のパターン数は、10人の人間が1日24時間働き続けても、全組合せを調べ終わるまでに2000万年かかるというのだ――!
    暗号解読のために集められたのは、チェスの英国チャンピオンや言語学者など6人の天才たち。MI6のもと、チームは暗号文を分析するが、チューリングは一人勝手に奇妙なマシンを作り始める。
    子供の頃からずっと周囲から孤立してきたチューリングは、共同作業など、はなからするつもりもない。両者の溝が深まっていく中、チューリングを救ったのは、クロスワードパズルの天才ジョーン(キーラ・ナイトレイ)だった。
    彼女はチューリングの純粋さを守りながら、固く閉ざされた心の扉を開いていく。そして初めて仲間と心が通い合ったチューリングは、遂にエニグマを解読する。
    しかし、本当の戦いはここからだった。解読した暗号を利用した極秘作戦が計画されるが、それはチューリングの人生はもちろん、仲間との絆さえも危険にさらすものだったのだ。
    さらに自分に向けられるスパイ疑惑。そしてチューリングが心の奥に隠し続け、ジョーンにすら明かせなかった、もう一つの大きな悲しい秘密。
    あらゆる秘密と疑惑が幾重にも積み重なり、チューリングの人生は思わぬ方向へと突き進んでいく。
    解読不可能と思われた暗号エニグマ解読に貢献した天才数学者アラン・チューリングの波乱の人生を描いたヒューマンドラマ映画。
    並外れた探究心とひらめきを持ち独善的だが少年期に親友と悲しき別れをしたことが原因で孤独に生きてきたアラン・チューリングが、唯一無二の理解者ジョーンの助けを借りて同僚と力を合わせて暗号エニグマ解読に邁進する展開が、性別などを越えて強い絆で結ばれ理解し支え合うアラン・チューリングとジョーンのパートナーシップやアラン・チューリングとヒューたち同僚の熱い友情やアラン・チューリングが抱え続けたある秘密と悲しき人生の末路を絡めて、描かれた傑作ヒューマンドラマ映画。
    ベネディクト・カンバーバッチはアラン・チューリングの独善的で孤独な内面性を丁寧に演じ、キーラ・ナイトレーやマシュー・グード(オジマンディアスの人)やマーク・ストロングの好演、ロシアのスパイとアラン・チューリングが疑われながら同僚と力を合わせて暗号エニグマ解読に奮闘するサスペンスフルな展開、傑作ヒューマンドラマサスペンス映画に仕上がっています。

  • 天才数学者にしてコンピュータの生みの親の一人、更にエニグマ解読で第二次世界大戦でナチスを敗北に導き自由世界を取り戻した貢献者の一人、アラン・チューリングの半生の映画化。知らないことも多く勉強になったが、映画の出来としても頗る面白かった。同性愛者でASDで数学の天才のチューニングは100年生まれるのが早かった。ベネディクト・カンバーバッチは上手いし熱演は認めるが、余りにも普通の人に見えてしまう点は減点か。ただ一般に理解されない奇行が目立ち過ぎる主人公では映画として成立しないのも事実だから、ここは仕方ないか。キーラ・ナイトレイの芯があり、内面から溢れ出る知性を漂わせる魅力的な女性役ははまり役。マーク・ストロングとチャールズ・ダンスの厳格さが緊張感を生み出しているところも良い。

  • 人工知能やコンピュータ科学の父とも言われる、アラン・チューリング。彼が成し遂げた偉業である、第二次世界大戦中のドイツ軍暗号機エニグマの解読に焦点を当てた作品。

    暗号解読までの過程はもちろん、彼の人生そのものが映画としてドラマチックに描かれていて惹き込まれた。

    パブリックスクール時代の親友クリストファーとの関係性は、その後の彼の人生や孤独な最期を思うととても切なく苦しい。
    クリストファーの存在がずっと近くにあれば、彼はきっと違う生き方をしていたのだろうし、もしかすると結果として多くの命を救う偉業を成す事もなかったのかもしれない。

    同性愛が犯罪とされた時代背景も相まって、終盤はより劇的なストーリー展開となっているが、彼が非人道的で屈辱的な扱いを受けなければならなかった事実は確かにあり、それがあの最期に繋がったのかと思うと悲しくやるせない。

    近年の英国政府の謝罪やエリザベス女王の恩赦により、彼の名誉が挽回された事は本当に喜ばしい事だと思う。

    想像できない偉業を成し遂げたアラン・チューリング。
    彼についてもっと知りたくなる映画だった。

  • 落ち着いた作品でした。
    ドイツの暗号〈エニグマ〉の解読が軸だけれど、理解され難い天才や法律違反だった同性愛、ソ連のスパイ、男性と女性の職業差…と要素多かったけれど、全ては絡み合ってて、歴史もの!と思いました。歴史ものはエピソード単独では噛み砕けないから、この作品は丁寧でした。
    英国、皮肉とジョークが凄いな…あんな中で会話出来そうにない。。皮肉言わないと会話出来ないのか!?ってなる。

    「あなたが普通じゃないから世界はこんなにすばらしい」。
    天才は孤独だけれど、アランには少しずつ理解者が出来ていくのが良かったです。ジョーンの存在は大きいし、歩み寄りが出来たのが素晴らしいです。お互いに。


    よくあるのでわかりますが、エニグマ解読チームが記録を全て焼却するように言われてしまうの、悲しいです。50年間秘匿されていた。
    軍事技術が転用されて便利な道具になるの、今回はコンピュータでした。アラン・チューリング博士。。死後に名誉回復しても遅い、これも悲しい。
    戦争に勝つために、選別される命。死んでも仕方ないって。。


    ベネディクト・カンバーバッチさんもキーラ・ナイトレイさんも、英国俳優さんたち好きだな。軍人でもどこか英国紳士風。眼福です。

  • 面白かった。もう一度見てみたい。
    彼女と結ばれなかったのがせつなかった。

全122件中 1 - 10件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×