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- / ISBN・EAN: 4988003842048
感想・レビュー・書評
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「見えるものなんて見てもしょうがないでしょ」
ひたすら不機嫌な果子が感情を爆発させる所も、最後の嬉しそうな所も好きでした。不機嫌なのに魅力的って不思議。
会話が面白かったです。ひたすら気怠く適当に喋ってるのが現実的でした。でもある程度の年齢の人から「なんで」を連発されるのって責められてる感じがちょっとするな。。
姪っ子がめっちゃ可愛かったです。
ひたすら不機嫌な二階堂ふみさんいい。不機嫌なところと好奇心が混ざってるところ、ただ拗ねてるところ…改めて演技力高いと思いました。
胡散臭さ満点でも格好良い高良健吾さんや、孤独で気怠いけど傘で刺されても包容力…と思った小泉今日子さんも良かったです。
子役の山田望叶さんも、「つまんない」が広がっていましたがキラキラさせてるところもあって可愛かったです。周囲の大人がああだったらこうなるよな…な子どもでした。
姉妹の男女関係の確執はドロドロしてるな…と思いましたが、勝ち負けにこだわってる方が負けている気がします。
「爆弾は手段じゃなくて目的。崇高なのは爆発だわ」
豆料理美味しそうでした。
映像も綺麗。スタイリングも好きだと思っていたら伊賀大介さんでさすが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久々に邦画でおもしろいの観た
ものすごくありきたりな日常を描いているんだけど、実はものすごくヘンテコなことが起きてて、
でもそれをとりたてて騒ぎ立てなければ日常は続いてるようにみえる
そんな感じの映画
あらゆる出来事は、捉える人の受け取り方で、それが些細なことになったり大事件になったりする
不思議なことを言う人に限って、実際はそんなに大したことなかったりするもの
本当に数奇な人生を送ってる人は、カコのようにいろんなこと普通になる
ただし自分の母ちゃんに関しては別
退屈な毎日を送ってたり、このまま先も退屈なんだろうって思ってたとしても、
結局、現実は予測もしない方向にころがるもの
先を見通す目があるように思ってたって、自分で思ってたような未来にはならない
思ってもなかったようなことが起こるのが人間界
いい映画だった
そういえば本編では触れられなかったけど、何人か亡霊がうつってたよね
異常に真っ白い顔の人
カコにはそういうものを見る能力があったのかも