パン屋再襲撃 (文春文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 再読日 11111111 19960411

    何度も何度も読んでるが久しぶりに読み返してみて懐かしい。そして文体が十分に若い。ファミリーアフェアはある人を思い出させる。パン屋は改めて読むと無茶苦茶な話しだけど映画みたいで好きだな。ねじまき鳥はなるほど、物語の始まりの予兆含んでいる。ワタナベノボルは安西水丸の本名だっけか。 20091031

  • 兄と妹の短編が思いのほか良かった。

  • 初めて村上春樹の本を読んだ。
    好き嫌いが分かれる作者だと聞いていたが、自分はそんなに嫌いじゃなかった。
    読む前に友人に「冗長な表現が多くて焦ったい」「意味深な表現があって伏線かと思うと全くそうでなくて意味がわからない部分が多い」と聞いていた。
    実際に自分で読んでみたが、その辺りはあまり気にならなかった。そもそも小説って、シンプルなことをいかにごちゃごちゃこねくり回して表現しているかという部分を楽しむ部分だと思うし、その改修されない謎の表現もその一環で、文章を読むときの楽しさの1つだと感じる人間であることがこの本を読むことを通して分かった。
    また別の人には「性的な表現が多いから女性は嫌いな人が多い」と聞いていたが、これはどっこいどっこい。この場面の空気感は性的な表現を挟むことで生々しく伝わってきて効果的に使われているなと感じるところもあったし、「これいらんやろ」みたいに感じる部分もあった。
    (でもこれいらんやろということを言ってしまう、人物像ということなら効果的かもと書いていて思い出した)
    他の村上春樹の本も読んでみたいと思った。

  • 村上春樹はやはり面白い。パン屋の代わりにマクドナルドを襲う発想もおもしろいし、ファミリーアフェアの兄と妹の関係もとても面白かった。
    逆にゾウの話はそこまで記憶に残らなかった。

  • 村上春樹さんのお話は
    色々映画化とかもされて有名ですが
    本を読んだのは初めてです。

    色んな話が
    ギュッと詰まってますが
    どれも不思議な感じでおしまい。

    気になったのが
    どの物語にも出てくる同じ名前の人や

    やれやれ

    と言う言葉でした。

  • ファミリー・アフェア、my favorite!!

  • 初出がすべて別の媒体ということも相まって、それぞれの作品が粒として独立している。短編という箱を利用して、物語創作の実験をしているのがよくわかる。そのいくつかが、やがて長編のパーツやエッセンスに結実していくことも知っている。

著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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