日本で一番悪い奴ら DVDスタンダード・エディション

監督 : 白石和彌 
出演 : 綾野剛  YOUNG DAIS  植野行雄  矢吹春奈  瀧内公美 
  • ポニーキャニオン
3.49
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本棚登録 : 350
感想 : 83
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013160897

感想・レビュー・書評

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  • 実際にあった事件が元なのね〜
    北海道に長年住んでいたのに知りもしなかった…

    一番感じたのは、人間欲をかいちゃだめだよね〜ってのと覚醒剤ってやっぱり本人はもちろん、周りの人すら不幸にするって事

    この映画の場合欲をかいたのは組織である警察もそうだし、出てくる人達も…
    組織としては成果を挙げろ!もっとだ!で悪い事しちゃうならそれはもう本末転倒だし、個人としては そんな悪い事で得たお金でいい暮らししたり、挙句覚醒剤を手に入れちゃうなら それもまた本末転倒
    人間の愚かさなのかな…

    でもそんな人間の愚かさや、悪い部分を私はいつも覗いてみたくなる

  • 稲葉事件 をモチーフに、恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白 原作
    北海道警察 日本で一番悪い奴ら からタイトルをもらった作品。

    兎に角役者さんの演技が素晴らしい。
    特に主演の綾野剛さんは凄まじい。
    役作りで10kg以上増量、顔をむくませていて
    いつもの綾野さんとはだいぶ顔つきも体つきも違う。

    主な撮影地は三重県だそうだが、1970年代の札幌の雰囲気も
    結構出ていたと思う。
    年代を考えると色んなものがリアルだったと思うし
    堕ちていく過程も説得力があった。

    暴力シーンは多いものの、血が流れるシーンは少なく
    比較的見やすいのではないかと思う。
    途中笑えるシーンもあるし、慕われている諸星を見て
    微笑ましく思ったり、結婚式では感動したりもする。

    コミカルにも思えるタイトルに秘められた意図を
    考えてしまう作品。
    本の方も読んでみたくなった。

  • 諸星要一(綾野剛)は、大学時代に鍛えた柔道の腕前を買われて北海道警の刑事となった。諸星は強い正義感を持ち合わせているが、なかなかうだつが上がらない。そんな中、先輩刑事の村井(ピエール瀧)から、「刑事は点数、点数稼ぐには裏社会に飛び込み『S』(スパイ)を作れ」と教えられ、暴力団と密接な関係を持ちながら、上司からの銃器摘発のノルマ達成のための難題を次々と解決していく。やがて、裏社会のスパイとともに自ら銃器を購入して摘発件数を水増ししたり違法捜査の資金調達のために覚醒剤密輸したりするなど悪事に手を染めていく。だが、大規模な泳がせ捜査に失敗したことから、諸星は破滅していく。
    日本警察最大の不祥事とされる「稲葉事件」を元にしたクライムドラマ映画。警察官がヤクザに入り込み、情報源を掴み摘発するだけでなく、摘発件数のノルマ達成のための違法捜査の数々(ヤクザから拳銃を買い身代わりの犯人と共に摘発、覚醒剤密輸を見逃す代わりに銃器密輸を摘発、銃器摘発の資金調達のために覚醒剤密輸取り引きなど)のリアルな描写や主人公の破滅の凄まじさは「ポチの告白」の方が上だが、犯罪摘発のために手を汚して真っ直ぐ破滅していく諸星の爽やかさや諸星と情報源や協力者との成功を夢見た者同士の友情と裏切りが男臭くコミカルに描かれており、摘発件数のノルマ達成のために違法捜査を奨励しながら最終的に警察から切り捨てられる諸星の真っ直ぐな哀しさが際立っている。諸星の変化を心身共に演じ切った綾野剛の熱演が、見事。

  • 稲葉事件を題材に作られた映画。
    ホントに現職の警察官がやったことなのかと目を疑う内容です。実話と思わなければ、楽しい作品なのに。
    それにしても綾野剛は出る作品によって全然違う顔を見せますね。まさにカメレオン俳優。

  • 実話らしい。
    面白かったんだけど、途中で寝てた。

    ん〜〜っ、世界が怖すぎて苦手。

    綾野剛はチンピラみたいな役が上手い。
    お巡りさんだけど。

  • WOWOWで録画して観ました。ぶっ飛んでる、綾野剛くん。体当たりでドカンドカン迫力満点だね。映画を観たあとで実際の事件の概要調べちゃったよ、気になって。

  • 大学時代の柔道の腕をかわれ北海道警の刑事となった諸星要一(綾野剛さん)は強い正義感から実直に任務をこなそうとしていたが新人という事もあり中々結果がでなかった。ある日、先輩刑事の村井(ピエール瀧)から飲みに誘われた諸星は、点数を稼ぐ為には暴力団にも顔を売ってS(スパイ)を作って情報を提供して貰えという、綺麗事抜きのアドバイスを受ける。その後、諸星は人が変わった様に成果を上げ、一方村井は児童買春の容疑で逮捕されてしまう。諸星は暴力団とズブズブの関係になり、北海道警も諸星の行為を黙認していく様に成るのだがそんな諸星を待ち受ける運命とは!?
    実話を基にされた映画なのですが、キャラの立った俳優・女優さん達が多く出演されており、特にピエール瀧さんの悪徳刑事っぷりは群を抜いてますよ♪

  • 警察が拳銃摘発の成績をあげるため、当たり前のようにロシアから拳銃を輸入したり、ヤクザに指示して拳銃を回してもらう。悪徳刑事ものだが、本人はあまり悪徳を意識していないところが面白い。真面目に成績優秀の警察官になろうとすると、ポイントをあげることしかなく、そのためには何をしてもいいという理屈だ。最後には税関などとグルになって覚せい剤を輸入、相手を信用させておいてその後拳銃200丁を輸入するという作戦に出る。輸入した覚せい剤はヤクザに回して売りさばく。大なり小なり警察はそういう悪と正義は表裏ということがあるのかもしれない。

    綾野剛 のなりきり演技がスゴイ。共演の中村獅童もさることながら、手下になるYOUNG DAIS、植野行雄のコミカルな演技がまたいい。ハードな話だが、ペースとしてはコミカルな味付けという演出が素晴らしい。

    北海道というと、ソ連に近く、拳銃密輸のお膝元ということもあるのかもれしない。

  • 昔の警官は豪快だね…。

  • 警察組織の闇というか成果主義で違法捜査のまかりとおっている状況を少しコミカルに描いた映画。
    体育会系というか、あまり知性のない感じのノリは私は苦手で共感しどころもなく最後まで観た。

    しかし綾野剛はこういう小悪役が本当に似合うというかうまい。たいして考えないでこういう闇にごろんごろん落ちていってる感じがすごくよく出てた。後半の焦りやイライラ感が出てきてからの演技は見事。

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