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感想・レビュー・書評
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非常に実践的に書かれた本だと思う。(一番簡単なものは即日実行できるレベルのものだ)
人はなぜミスを犯すのか、ミスを非難する環境が生み出すものは何か、自らの過ちに対してどう向き合っていくべきなのか…過去の重大事故の実例を通して、要旨を欠落させる事なく非常に単純なレベルに落とし込んで説明するのがとても上手い。
自分のミスに正面から向き合って分析・対策を行い、他人のミスに対してその原因を単純なものに求めない。それが良い人間関係や組織を生み出す源泉となるのだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
失敗の大切さがわかる本。とても良き本だった。また読み直したい。
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様々な業界や時代の事例を元に失敗から学べる事が体系的にまとめられている。まさに失敗を科学してどのように活かすべきかマインドや手法についても語られていたので参考になる部分がとても多い。
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全人類の人に読んでほしい本。
失敗について
・失敗を恥/悪いものと考えてしまう(批判されたりするのも一因)
→結果、隠蔽や失敗がなかったものとして考える
失敗は最高の学習機会と考えるべき
・人類は失敗から学んでこれまでを実現してきた
→早く失敗することで悪い部分を無くせるし完璧なものなどないから早く失敗するべき
めちゃくちゃ納得感があるし自分自身もそれでありたいと思うが、ただそのマインドが在る(発生する)のはやはり自分自身が得意なことだったり興味があるもの、使命感なのかなと感じる。 -
とても心に響いた1冊でした。
失敗を恐れてはいけないって、みんな知ってるのに恐れてしまうのはなんでなのか、よくわかった。
ひとことで言えば世間や組織が失敗を許さないからなんだけど、そこにどう向き合うべきなのか、大切なことがぎっしりと書かれていた。
成功するために、何度も失敗しなきゃいけない。
これは自分の人生哲学にしたいなぁ
第1章
航空業界からミスの再発防止を学ぶ
医療業界にはミスを言い逃れる文化がある。私も医療業界にいてこれは同感。
航空業界にあって、医療業界にないものから見てえ来る。ミスに対する考え方の違いやシステムが根本的に違った。
これすごく思い当たる。
医療業界の風土としてインシデントレポートが共有された時、「なんでこんな有り得ないことが起こるの?」という感情が表に出やすい。それにみんな同調する。
でもこれはある意味思考停止。「私たちはこんな馬鹿なことしないよね」という思い込みを強くするだけ。
人のバイアスの恐ろしさに論点を持っていくべき。
個人への非難ではなく分析と対策が大事。
第2章
自分の信念と実際の結果が違うものになったら人はどうするか。
自分の非を認められる人は少ない。失敗から学べないことは成長できないこと。
記憶はバイアスのもとにある。
人のバイアスの恐ろしさを痛感した。自分もこのバイアスに陥る可能性があるという認識を持って、クリティカルシンキングの姿勢を大事にしたい。
3章から最終章もとても興味深かった。
問題に直面した時、失敗から学ぼうとするか、自分には能力や才能がないのだと思うかで結果は変わる。
試行錯誤がテクノロジーを生み、そこから科学理論が誕生する。
RCTという精度の高い検証方法がある。(もちろん万能ではない)
社会は複雑なのに人間の脳は単純化したがる。
絶対的な思想に支配されていた原始社会に、それが誤りであるという批判が許容されたのは古代ギリシアが最初。
失敗に対する意識が変わったので、あとは実践あるのみ。
とにかく行動していきたい。 -
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読む前、この本は組織的に大きなもの、会社などについて説明した本かと思われたがそうでなかった。失敗と科学という