シンプルに生きる 人生の本物の安らぎを味わう (講談社+α文庫) [Kindle]

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  • 私の生活バイブル。

  • 節約のためのミニマリズムではなく、自分を大切にするために、自分のとって良いものだけに囲まれるというライフスタイル。だから、質のよいものは価格が高かったり、時には買い物で失敗したりして、ミニマリズムは高くつく。貧乏人にはなかなかできないライフスタイルのような気もするのだ。

    著書の前半にはライフスタイルやファッション(どんな服を何着とか)について具体的なアドバイスがあって、イメージがつきやすい。ライフスタイルの話なんて友達としないから、勉強になる。

    そのほか気になったこと

    〇ファッション
    1950年代の女性はバッグと靴をセットで買っていた。
    →なるほど、その考えはなかった!セットで買えば、TOPに合わせてぴったりのコーディネートができそうだ。

    〇茶道
    茶道は単なる審美主義ではなく、倫理、宗教、衛生学、経済学、精神の幾何学である(と岡倉天心は語っているそう)。儀式化された動作の中には精神面でのミニマリズムが詰まっているとのこと。習ってみたくなった!

  • 西洋の人が東洋の思想を書いていて、逆輸入だ、と新鮮でした。日本や東洋の良さを書いていて、単純に嬉しかったです。西洋に目がいきがちだったけど、すんなり考え方など入ってきて、自然体でいいんだな、と思えました。

  • 2023/8/14

  • 〈本から〉
    なければないで済ませられるものは、それだけ人間を豊かにする
                『ウォールデンー森の生活』

    秩序とは美の土台となるものである  『パール・バック』

    空間、光、整頓。これこそが食べ物や寝床と同等に、人間が生きるために必要としているものである 『ル・コルビジュエ』

    住まいの色の基本は、モノクロに限ります。

    香り、色彩そして音は互いに共鳴しあう  『ボードレール』

    おのれを美しくしなければ、美に近づく権利がないからである 『岡倉天心』

    肉体的な美しさも、内面の美しさとの調和がとれて初めて輝きを放つ

    我々は我々の夢を織り成す織物によって紡がれている 『シェークスピア』

  • 以前、NHKラジオのフランス語講座で、筆者へのインタビューを取り上げていたことがあったので、ちゃんと本を読みたいとは思っていた。
    でもまあ・・・こういう本は、以前にも書いたけど、まあ自分も取り入れられるかな、見習おうかなと思える部分についてやってみればいいのであって、全部が全部はまねできないし、しなくてもいいかなあと。日本、とりわけ禅や昭和の生活スタイルについてちょっとかいかぶりすぎなんじゃないかなと思われる個所も多いし、科学的見地からホントなのかな?と思ってしまうこともあったし…。
    ただ、最近ちょっとだらけていたので、ちゃんとしなきゃとは思えました。これからもそういうときには、自分にしっくりくる部分は読み返したいと思います。

    (登録ミスで、紙の本で読みました。)

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著者プロフィール

ドミニック・ローホー――著述業。
フランスに生まれる。ソルボンヌ大学で修士号を取得し、イギリスのソールズベリーグラマースクール、アメリカのミズーリ州立大学、日本の仏教系大学で教鞭をとる。アメリカと日本でヨガを学び、禅の修行や墨絵の習得などをとおし、日本の精神文化への理解を深めてきた。フランスはもとより全世界で著書がベストセラーに。『ゆたかな人生が始まる シンプルリスト』『シンプルに生きる 人生の本物の安らぎを味わう』(以上、講談社+α新書)、『シンプルだから、贅沢』(講談社)ほか、日本でもその著作は大きな支持を得ている。

「2022年 『成熟とともに限りある時を生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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