公爵のキスはココアの香り 恥知らずな公爵たち (ベルベット文庫) [Kindle]
- 集英社クリエイティブ/集英社 (2016年12月21日発売)
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感想 : 2件
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感想・レビュー・書評
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処女作と思って読んでいなかったから驚きです。
ヒロインの設定が個性的過ぎるかもしれないと思いつつ、次から次へと展開していく内容に引き込まれて一気読み!
そのくらい面白さがギュッと詰まっていました。
ヒロインが色々な意味で強い。
見た目の美しさにも憧れるけど、強い女性ってやはり魅力的ですね。
ヒーローの気持ちが結構振り回されまくりなので、もう少しページ数割いてあげてもいいのでは…、なんて同情してしまいました。
ヒロインの出自から考えると、「公爵」とどの様なハッピーエンドへ着地するのかも問題で、さまざまなことが想像できて最後まで楽しめました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
娼館に暮らすシャーリーン、借金返済と現在の境遇から抜け出すため腹違いの妹に成りすまし公爵と妹が結婚できるように色々と。シャーリーンが本当に色々とやってくれます。初対面で公爵を投げ飛ばしボートをひっくり返したりとハプニング満載で思わず笑っちゃう。
そしてヤマモトキュウゾウなる用心棒もいたりと設定も面白い。
公爵のジェームズは感情抜きで結婚相手を決めると言っておきながらひと目でシャーリーンに惹かれてしまいあれやこれやと妄想しまくり(笑)
ただ単に面白いだけじゃなく、奴隷問題や女性の境遇についての社会問題も物語に組み込まれていてシャーリーンもあの時代の女性としてはかなり進歩的に描かれてます。
でね、チョコレート大好きな自分にとっては公爵のココアが飲みたくてたまらんかった!次作も期待できそう。
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