ある天文学者の恋文 [DVD]

監督 : ジュゼッペ・トルナトーレ 
出演 : ジェレミー・アイアンズ  オルガ・キュリレンコ  ショーナ・マクドナルド  パオロ・カラブレージ  アンナ・サヴァ  イリーナ・カラ 
  • ギャガ
3.08
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  • (11)
  • (7)
本棚登録 : 146
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4589921404426

感想・レビュー・書評

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  • なんと、ロマンティックな映画だろう。
    個人的に捧げられているのではと思ってしまう。

    ラブレターのような映画。

    見方によっては、教授の主治医のように批判するに違いない。
    わかっているからこそ、あのシーンが作られたのだろう。
    残された家族(娘)が、エイミーに寄り添うのは出来過ぎ。
    美化されすぎた願望だ。
    妻がでてこないのは、現実的すぎて描けなかったのかと
    思うほど、物語に個人的な感情を感じてしまう。

    彼女が、幸せだったかはわからない。
    親子ほど年の離れた人を愛したのは、やはり父親との
    葛藤が影響されていたとしか思えなかった。
    仕事の同僚以外に親しい友人もいない彼女が、
    依存するように愛した人は、彼女からすれば智の巨匠。
    行動も、想いも、意図的ではなくても支配されてしまっていたに違いない。
    それが、突然永遠にいなくなってしまうのだから、
    崩れ落ちるしかないだろう。幽霊を探すように彷徨うことも、
    教授は解っていたはずだ。

    エイミーはそこから抜け出すことでしか前に進めなかった。
    助言よりも、彼との別れこそが、
    人生に仕込まれたステップだったのではないか。

    ラストの笑顔がやっと人生が回り出したことを告げている。
    教授は、もう寄り添う術なく、今度こそ彼女の人生から退場するのだ。永遠に。

  • 初老の男の妄想を具現化したような映画だった。
    タイミングがずれて「カミカゼ」が笑うシーンがあったけれど、あのずれがもっと大きくなればよかったのに、けっきょくおさまりの良いところに落ち着いた。

  • いい話でしたが、全然エイミーに共感できず、めっちゃ苛つきます。
    終盤までの彼女は恋愛にハマりきった視界の狭い自分本位な感じでしたが、最後の最後はステキな女性になってたのが唯一の救いです。

  • 天文学者のエドと大学の教え子のエイミーは恋人関係にあった。
    エドが出張に行っている間も2人は密に連絡を取り合っていた。
    講義中、エイミーはエドから「もうすぐ会える」というメールを受け取るが、教壇に立っていた教授からエドが数日前に亡くなったとの訃報を聞くのだった。

    ボンドガール オルガ・キュリレンコの
    命がけのアクションスタント・プレイ!
    絶対身動きしちゃいけないプレイ!
    石膏とられて泣くに泣けないプレイ!
    などが楽しめる映画。
    エイミーは行動読まれすぎじゃなかろうか。

  • 2017/4/20 ジェレミー.アイアンズって本当に学者役が似合ってますね〜ダンディな素敵な教授 この間観たのは数学の教授で今回は天文学の教授
    ただ、思い描いてたストーリーではなかった
    悲しい話のはずなのに 同情心は湧かない映画だったし、折角天文学者の恋文なら もっと天文学見知から諭してほしい感じだったなぁ〜何だか
    愛人の死を受け止めるのが辛い女性を描いていても 羨ましい気持ちが先行するので あり得ないような亡くなった後まで 彼女の為に散々 メールや手紙 動画を残してるなんて 悲しい映画どころか…身近に感じられない事が気持ち入り込めない原因だろう こんな立場になれたらと羨ましい限り 景色は綺麗だし

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著者プロフィール

映画監督・脚本家。1956年、シチリア生まれ。86年、『教授と呼ばれた男』で劇場映画の監督デビュー。『ニュー・シネマ・パラダイス』(89)でアカデミー賞、『明日を夢見て』(95)『海の上のピアニスト』(99)『題名のない子守唄』(2006)『鑑定士と顔のない依頼人』(2013)でダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞受賞。2023年1月にモリコーネとのを組んだ『モリコーネ 映画が恋した音楽家』が日本公開。

「2022年 『エンニオ・モリコーネ 映画音楽術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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