ある天文学者の恋文 [DVD]

監督 : ジュゼッペ・トルナトーレ 
出演 : ジェレミー・アイアンズ  オルガ・キュリレンコ  ショーナ・マクドナルド  パオロ・カラブレージ  アンナ・サヴァ  イリーナ・カラ 
  • ギャガ
3.08
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  • (7)
本棚登録 : 145
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4589921404426

感想・レビュー・書評

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  • いや、もう、監督の正気度を本気で疑うほどキモい話だった。
    「彼ほど全力で愛する人はいない」って・・・奥さんや家族をないがしろにして、死んだ後まで若い愛人を縛ろうとすることが「全力で愛する」ことなのかね?
    こんなジジイの妄想に過ぎないような話をロマンティックだと思って世に送り出すセンス、まったく理解に苦しむ。

    誰かを愛してしまうというのは、村上春樹さんが「猫が回っている洗濯機に落っこちてしまうようなもの」と言うように、理性でコントロールできないこともあると思うので、私はネット民のように不倫を全否定したり、糾弾したりする気にはなれないが、しかしこの映画で描かれるような「褒めたたえ感」はありえませんわ・・・

    だがしかし。
    ヒロイン役の女優さん(私は初めて見る女優さんだったが、ボンドガールらしい)がとにかく美しくかわいく素敵で、ストーリーには不満タラタラだったが、最初から最後まで食い入るように見てしまった。
    美人女優パワー恐るべし。

    最初、「わー、この女優さんが着ているツイードのチェスターコートかわいいなぁ」と思った。来年はこういうの欲しいなぁ、などとほれぼれ見ていたのだが、その後、モッズコートに変わって「おっ、このコートもいい!ほしい!」と思い、そのあと、セーター姿に「うーん、この微妙な色のセーターもいいな。もう冬は終わったけどほしいなぁ」などと思った後、カーディガンに着替えたあたりで気づいた。
    「これは、服がかわいいんじゃなくて、この子がかわいいんだわ・・・」

    いや、もっと早く気付こうよ、と自分に言いたい。

    ところで、かに星雲が超新星の残骸とは知らなかった。
    映画でそういう言及があって、え、爆発の光ってこと?とビックリしたので、思わずPC開いてWikiを読みふけってしまった。中国の『宋史』に客星(突然現れた明るい星)として記されているんですって。
    Wikiの中で「かに星雲の中心にある星は、かにパルサーと呼ばれる」という文章が妙にツボだった。意味わかんないけど。

  • ジェレミー・アイアンズ、好きだったけどこの映画はかなりかなり、かなり無理がある。
    エイミーが幸せになるように愛しているを繰り返さないべきだ。
    死んだのに生きているようにふるまうなんて、エイミーが可哀想すぎる。
    最後にエイミーがジェイソンと再会するところでやっと未来に踏み出せたのかなとは思えた。

  • とある天文学者が愛する女性のために、様々なコンタクトの仕掛けを残して亡くなってしまうという内容。不倫相手ということと、年の差がかなり離れているので、これをどう捉えるかでこの映画の評価も大きく変わってくると思います。
    自分の死を前にして、死後の相手を思いやる愛情に素直に感動できた部分もありますが、若干主人公の行動や設定に疑問が残ったところが残念。でも、ロケ地のイタリアのサン・ジュリオ島の映像は素晴らしかった。行ってみたい!

  • 美しい映画だなとは感じたけれど
    共感も感情移入も出来ないまま

    あり得ないなぁ...
    と 最初から最後まで 引いたままで観終わってしまった

    んー
    なんだか 残念だなぁ

  • ロマンチック過ぎてちょっときしょい

  • 録画していて、見始めてから見終わるまで約8ヶ月かかりました。
    しんどかった…
    まず携帯をマナーモードにしない輩はそれだけで受け入れられない。
    唯一、最後の方の教授からのビデオレターでニューシネマパラダイスのキスシーン編集シーンっぽい感じの場面があったから、そこだけ★1加点でこの評価。
    それ無ければ★1だわ。
    あんなビデオレターに付き合わされたらたまったもんじゃない。

  • 設定に好き嫌いが分かれると思うが、素晴らしい映画だった。科学とはもはや存在しないものとの対話。。
    天文学にかさねて自身のつきぬ思いを、あらゆる分岐を想定してルートを作り上げたオッサンはすごいわ。多分、選ばれなかった分岐のメールも用意されていたんだろうな。あの仕込みがなければ彼女は優秀学位は取れなかったかもしれない。トラウマを取り除き、そこまで導き、思い出の家をゆずるところまでは、何としても生きていたかったんだろうなと思う。最後に、愛してるとしか言いようのない別れの挨拶がなんともいえない。ラストは新しい恋の予感も匂わせながら、父であり、恋人であり、生徒でもある相手への複雑な愛情のありよう、描き方に独自で新鮮なものをかんじた。

  • 徳永英明さんが日本版主題歌を歌った『P.S.アイラヴユー』に似ているけれど、こちらは老人男性妄想版といったところ。
    しょっぱなに10歳くらいの男の子に「ダディ~♪」なんて懐かれているけれど定年退官間近の70歳くらいに見える男性教授と教え子女子大生が肉体恋愛関係にある時点で微妙なスタート。

    すぐに教授は亡くなるけれど、亡くなる直前まで自分の娘と同い年の若い愛人のことを考えて細かい工作をしていたってことで、なんて子供っぽい男なんだと呆れました。
    せめて最初の結婚が若さの勢いだったとか言い訳できる40代後半くらいの男性なら女学生とこうなってもギリ納得できたんだけどなぁ…。

    せめて女学生の精神年齢がとても大人であれば…と思うけれど、授業中や観劇中に平気でスマホを使っていたり、やってることが同世代のなかでもガキでモラルがない。
    彼女がガキならそれを成長させるのが愛人たる老人教授の仕事だろ!性的技法を教えているだけかよ!…と思いました。
    これだと単に生徒のなかでモラルがない彼女を釣ることができましたって感じで、単なる教え子に手を出すジジィに見えてしまう。

    星は死んだ後の光でも遠く離れた地球の夜空を彩るけれど、身近な人間を亡くした者はその人とコミュニケーションが取れないという沈黙の時間に諦めと感じ、少しずつ心の傷を癒していくもの。
    それを死後にちょこちょこと一方通行のメールやビデオレターを送ってくるなんて傲慢ですらある。

    そもそも若い女性の青春を老人が奪ったんだから自分の死後は彼女が次に進めるようにするのが大人なのに、ちまちまと自分を忘れさせないための「工作」を施しておくとか我儘極まりないし、こんなの愛じゃないと思いました。

    相手を若い女学生にしたのは、ムダにあるヌードシーンも関係しているのでしょうか。
    きれいな話に持っていこうとしているけれど、若いお姉ちゃんと恋愛したい老人男性(監督がこのカテゴリー?)向けの妄想映画ですね。
    久々に見ていて嫌悪感をもよおす作品でした。
    by太郎

  • 教授の根気と執念がすごすぎる
    イタリアの映画だわ。アモーレがすぎる
    景色がとっても綺麗
    恋愛ミステリとあらすじに書いてあったのにミステリじゃなくてちょっと残念だった

  • どうして観てしまったんだろう
    少し前の評価が良かったからか…

    行ったことのない場所の景色は
    とても綺麗だけれど ごめんなさい星2つ

    特に心に響くわけでもなく
    感情移入するわけでもなく
    観なくてもよかったな

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著者プロフィール

映画監督・脚本家。1956年、シチリア生まれ。86年、『教授と呼ばれた男』で劇場映画の監督デビュー。『ニュー・シネマ・パラダイス』(89)でアカデミー賞、『明日を夢見て』(95)『海の上のピアニスト』(99)『題名のない子守唄』(2006)『鑑定士と顔のない依頼人』(2013)でダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞受賞。2023年1月にモリコーネとのを組んだ『モリコーネ 映画が恋した音楽家』が日本公開。

「2022年 『エンニオ・モリコーネ 映画音楽術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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