オシリスの眼 (ちくま文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 読み始めてデジャヴを感じると思っていたら、やはり昔ハヤカワから出版されたバージョンを既読だった。
    こちらは初の完訳で、旧訳ではバークリー医師の恋愛部分が大幅にカットされているということだ(があまり覚えていない)。
    親戚の家を訪ねてそこから忽然と消えた男。奇妙な遺言状を巡って彼の弟と親戚が対立することになり、ソーンダイク博士が調査にのり出す。
    今のテンポからすると少し冗長で退屈に感じる部分もあるが、訳者解説を読んで、それを含めてフリーマンの作風であり味わいなのかもと思った。ソーンダイク博士の綿密な論証はなかなかに圧巻。

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著者プロフィール

"オースティン・フリーマン
1862-1943
本名リチャード・オースティン・フリーマン。
別名義にクリフォード・アシュダウン。
英国、ロンドン生まれ。
1880年にミドルセックス病院付属医科大学に入学。
その後、王立外科医科大学などで働く。
デビュー作は、アフリカのガーナに植民地付医師補として
赴任した際の探検を本にまとめたTravels and Life in Ashanti and Jaman
(1898)。
科学者探偵ソーンダイク博士シリーズは、第一作『赤い拇指紋』(1907)
をはじめとして、長編21作、短編40作以上を数え、
「シャーロック・ホームズのライヴァルたち」の
代表格とされている。




"

「2019年 『ニュー・イン三十一番の謎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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