ゼロデイ 米中露サイバー戦争が世界を破壊する (文春e-book) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 最初に日本の将来に関するフィクションから始まった時は正直???と思ったが、内容はいたってまじめで面白かった。

    サイバー戦争に関する話であるが、技術的な話は少なく、あっても平易な言葉で書かれていて非常にわかりやすかった。

    サイバー戦争が現実化していく過程を、歴史的な事件や米ロ中以等の国々の状況を説明しながら明らかにしていく流れて書いており、内容が頭に入ってきやすかった。

    米国以外は特に目新しいことは書かれていなかったが、米国についてはスタックスネットの読んだことのない細かい話や、つい最近の米国による(多分)ロシアへのサイバー攻撃等、詳しい話が書かれていて興味深かった。

    日本については最後の章で少し触れられている程度で、あまり参考にはならないが、それがメインの内容ではないので特に気にはならなかった。

著者プロフィール

山田 敏弘(やまだ としひろ)
岐阜大学教育学部国語教育講座教授。博士(文学・大阪大学)。国際交流基金派遣日本語教育専門家、富山国際大学講師、岐阜大学助教授を経て、2013年より現職。専門は、日本語学、岐阜方言研究。主著に、『日本語のベネファクティブ―「てやる」「てくれる」「てもらう」の文法―』(2004、明治書院)、『国語教師が知っておきたい日本語文法』(2004、くろしお出版)、『国語教師が知っておきたい日本語音声・音声言語』(2007、くろしお出版)、『国語を教える文法の底力』(2009、くろしお出版)、『日本語のしくみ』(2009、白水社)、『その一言が余計です。―日本語の「正しさ」を問う―』(2013、筑摩書房)、『あの歌詞は、なぜ心に残るのか―Jポップの日本語力―』(2014、祥伝社)、『日本語文法練習帳』(2015、くろしお出版)など多数。

「2020年 『国語を教えるときに役立つ基礎知識88』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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