- Amazon.co.jp ・電子書籍 (159ページ)
感想・レビュー・書評
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Bloom where God has planted you.
置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです。
咲けない時は、根を下へ下へと降ろしましょう。
「時間の使い方は、そのまま、いのちの使い方なのですよ。置かれたところで咲いていてください」
結婚しても、就職しても、子育てをしても、「こんなはずじゃなかった」と思うことが、次から次に出てきます。
そんな時にも、その状況の中で「咲く」努力をしてほしいのです。
どうしても咲けない時もあります。
雨風が強い時、日照り続きで咲けない日、そんな時には無理に咲かなくてもいい。
その代わりに、根を下へ下へと降ろして、根を張るのです。
次に咲く花が、より大きく、美しいものとなるために。
現実が変わらないなら、悩みに対する心の持ちようを変えてみる。
いい出会いにするためには、自分が苦労をして出会いを育てなければならない。
心にポッカリ開いた穴からこれまで見えなかったものが見えてくる。
希望には叶わないものもあるが、大切なのは希望を持ち続けること。
信頼は98%。あとの2%は相手が間違った時の許しのために取っておく。
「ていねいに生きる」とは、自分に与えられた試練を感謝すること。
ノートルダム清心学園理事長の渡辺和子さんが、修道会での修練やノートルダム清心学園での経験の中で気づいて学んできたことを、分かりやすい言葉で説いた本です。
中でも印象深いのは、キリスト教を信仰している詩人・八木重吉が残した詩「憤りながらも、うつくしいわたしであろうよ。泣きながら、うつくしいわたしであろうよ」という詩です。
キリスト教の寛容な心を説いた素晴らしい詩です。どんな相手にも考え、次に感じ、行動する思慮深く振る舞うこと。
思わぬ不幸な出来事や失敗から、本当に大切なことに気付くことがあるということを、自身のうつ病経験を通じて説いていたり、辛い状況になった時の心強い友になる一冊です。
合わせて、キリスト教を信仰している詩人・八木重吉さんの詩集と一緒に読むのも、オススメです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一気に読めた。タイトルの通り、今ある環境で誰よりも頑張って、キラキラしたいと思った!
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一つ、私の心に刺さった箇所がある。
「不機嫌は立派な環境汚染だ。私たちは、顔から口から態度から、ダイオキシンを撒き散らしている。笑顔でいることはただそれだけでエコである。」
というような内容だった。
確かに、、、不機嫌によって撒き散らされた有害物質は周りの人の心を蝕んだり、周りの人との関係を蝕んだり、家族が機能しなくなrったりするわ。私も不機嫌に家族に接したりしてしまうので、この言葉を意識して毎日を過ごそうと思う。
このフレーズと出会うことができたのは良かった。
なんかな、、率直な感想を素直に言ってしまうと、「みんなそんなにこの本好きなの?」という感じ。そりゃ正当な、いいことしか書いてないから、この本嫌いって言うのはなんか違うけど、え?そんなにみんな好き?
なんだかタイトルからしてそうだけど、全体的に受け身だなと思う。子どもに読ませたいかというとそうでもない。母の言うことは絶対で。。とか、そんな時代じゃないのでは。。自分で考えて自分で行動すべきでは。置かれた場所にこだわる必要あるのかな。 -
「置かれた場所で咲く」私が超嫌いな言葉の一つとうるさいうるさい!私は生まれた場所にも納得できず、生まれ持った能力にも納得できず生きてきたから、自分には向いてないことや場違いな場所に飛び込むの大好き!
綿毛に思いを乗せてどこまでも遠くに飛び立ってから咲きたい。そんな批判精神を持ちながら読んだけども、それでも納得できる部分が多くて読んでよかった〜どこか違うところへ飛ぶエネルギーがない時、上に向かって茎を伸ばし花を咲かせることが難しい時、まずその場でしっかりとした根をはることを許容できたら楽に生きられそう~◎でもさ、最近気づいたんだけど、私は楽しく生きたいけど、楽して生きたいわけじゃないんだよなぁ(試練課題泥沼どんと来い!!!ここ半年で、命懸けで挑んだオーディションに落ち、大切な人を亡くし、家族が倒れ、難聴になり、レッスンをお休みし、お仕事をお休みし、かと思えば稼ぐ為生きる為にまた働き…自分史に残るくらい激動だったんだけど、じられないくらい強くなった。家族と自分を守ることに精一杯な中で、寄り添い力を貸してくれる大切な人もいた。そんなことを思い出しながら、私は今日も場違いな場所に一歩踏み出して、メキメキ成長してやりまっす。
どんな時も、環境を言い訳にしない。 -
心の教科書
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心が疲れている時に読みたい本。
置かれてる場所で咲く。どんな環境も受け入れて、そこで最大限、立派に咲く。その心構え、常に心に留めておこう。 -
キリスト者であり教育者でもあった筆者の優しさと厳しさに溢れた言葉に生きていく勇気をもらいました。
苦しい時に周りや他人が変わらない事を責めるのではなく、自らを変える必要があると言うのはキリスト教だけでなく生きていく上で普遍的な大切な教えだと思います。
苦しみの中にある人はそれに気づいてもなかなか実行する事が出来ませんが、この本からはそう言った自分を変えるヒントを学ぶ事ができました。 -
図書館で借りて宇都宮線乗車時に1時間程度で読了。
事前情報なく読み始めたが、心にしみじみとしみる言葉ばかり。書名の『置かれた場所で咲きなさい』の意味とその後に続く言葉を噛み締めたい。
相手を100%信じるのではなく、98%に留め、2%は許しとして残しておきなさい、というのは、目からウロコだった。
二・二六事件で父を眼前で殺されたエピソードは衝撃的。
歳を重ねて、初老を迎えた時に読み返したい本。 -
一生涯大切にしたい本です。節目節目で何度も読み返したい。そんな本です。
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最近思う人生で大切なことは、自分を含め『許す』ということ。本書はキリスト教的な視点から書かれているが、著者の人生経験も踏まえ、あらゆる人達の人生の指針となりうる物だと思う。