黄砂の籠城(下) (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 戦争の不毛さを改めて感じさせてくれる作品。前半は過剰に日本人が美化されている気がしたが、後半はバランスが取れた描写になっていたように思う。紅巾をまるでゾンビのように打ち倒す姿に違和感があったが、最後に立場が逆だった場合は、と言う櫻井の自戒に救われた。

  • 心が揺さぶられる、熱い小説だった。
    日本人であることを大事にしたい。

  • 籠城戦も過酷を極め、援軍の到着まで必死に耐える戦いが続く。
    巨大砲が建造され、それを攻略する櫻井伍長とその仲間の活躍が感動的である。

  • 久々に、こら面白いと思う本に出会えた。
    電車で読むの危険。
    夢中になりすぎて終点まで行っちゃいます。まじで。

    途中展開がモタつくものの、それを越えると
    怒涛の一気読み間違いなし。
    是非とも皆さんに読んでほしい一冊なんであります。

    主人公がカッコ良すぎる。

  • ジワジワとせまる義和団。
    籠城の様相を呈してきた。
    主人公が伍長の割にスーパーすぎる。
    ああ、コイツ死ぬな。とわかる人物。
    変に感動させようとする場面。
    いろいろ冷めそうになるけど、最後まで楽しめた。終わり方は好きよ。
    小説といより映画だね、

  • 北京に取り残された列強は、物資が不足する中、官軍・義和団に徐々に侵食され混乱を極めていく。
    結末は史実通り助かるのだが、日本人の性質や活躍をやたらと美化しているような書き振りで正直違和感を感じた。

  • ん~。やっぱり映画用の原作に思えて仕方がない。
    松岡圭祐はもう読まないかも。

  • 戦争モノっぽいものは苦手だけど、これは一気読み。日本人の姿勢、素晴らしい。でも、この後、あの忌まわしい大戦に突入してしまったかと思うと残念でならない。一気読みしすぎたから、もう一度ゆっくり読みたい

  • 上巻は少し間延びしていた気もしますが、下巻は一気読みでした。
    謎ありアクションあり、史実に基づいてうまくまとめたなーって感じ。
    クライマックスはハラハラドキドキでした。面白かった。

    ただ、せっかく上巻冒頭で現代との絡みを入れたんだから、下巻のラストにもそれが欲しかったなー。
    最後があっけなくて余韻がないのが残念なような。

    でも、歴史小説って苦手やったんやけど、これはラストまで一気読みやったってことは、読みやすい文体やったんやろうなー。
    初松岡さんやったけど、ほかも読んでみようかな。

  • 義和団事件を史実に基づき書き下ろしている。
    日本人として知るべきことを知らずに、今に至ったことを後悔。

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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