スラーヴァ!ロシア音楽物語 グリンカからショスタコーヴィチへ [Kindle]

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  • 学研プラス
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感想・レビュー・書評

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  • 若き日のブラームスとレオーネを描いた「B」を読んで感銘を受けて、手に取った一冊。グリンカ、ボロディン、ムソルグスキー、リムスキー=コルサコフ、ラフマニノフ、ショスタコーヴィチなど、ロシアの音楽家たちを題材にしたストーリー。ムソルグスキーの行き過ぎた理想主義と、それゆえの孤独、建築家ガルトマンとの邂逅と、意気投合、ガルトマンの死と、「展覧会の絵」の制作、急死、リムスキー=コルサコフによる編曲での蘇生まで描かれた一編が印象に残る。リムスキー=コルサコフのシエラザードのイメージ画がひどかったエピソード、ボロディンが中央アジアの草原を夢想するシーンで大半終わってしまったのとかは、ライトな印象。シエラザード、ラフマニノフの交響曲第2番は読後、すぐ、聞き返し、展覧会の絵はこれから聞きなおしたいなと思った。

  • ラジオ番組でクラッシックの迷宮というのがありましてね、昨年はロシア革命100周年という事で特集が組まれたんですが、それを録音するのを忘れてしまいロシア音楽史について自ら調べ直すことになったので手に取りました。
    西欧音楽から影響を受けながらも祖国、民族、そして、誇りや理想を携え、ロシア音楽の地位を高めるべく心身を注ぎ、ある者たちは貴族から民衆へと届けるべく闘走し、或いは揺れ動く国の情勢に置いて国に追われて裏切られても故郷を想い、家族を想い、築き上げた音楽の裏側には濃密なストーリーがあり、ドラマがあります。

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著者プロフィール

作曲家創作漫画シリーズを同人誌にて発表、音楽愛好家をはじめ広い読者層から好評を得ている2人組。ほかに音楽漫画「B(ベー)」(小学館)、描き下ろし長編「三銃士」(学研マンガジュニア名作シリーズ)がある。

「2017年 『スラーヴァ!ロシア音楽物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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