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感想・レビュー・書評
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読了
1回目 2021.12.4 -
無限列車編が始まる。蝶屋敷を出る際の炭治郎のアオイやカナオへの話はイケメン優等生過ぎる。善逸や伊之助のようなドタバタ対応の方が漫画的である。
炭治郎と善逸、伊之助、炎柱・煉獄杏寿郎が無限列車に乗り込む。善逸は弱虫であり、伊之助は猪突猛進である。二人とも騒がしいばかりで話が進まないために、あまり好きになれなかった。二人の我の強さが無限列車の戦いで役に立つ。扱い難いくらいの強烈な個性を持っていることが強みになる。ダイバーシティの21世紀を反映した作品である。
ゆうきまさみ『機動警察パトレイバー』では内海の希望でバドはワガママな性格に育てられた。このバドの性格は内海の陰謀の足を引っ張る要素になった。これは20世紀的な限界だろう。
無限列車編を描いたアニメ映画は大ヒットした。あっという間に映画興行収入は百億円を突破し、煉獄杏寿郎が百億の男になった。週刊少年ジャンプ連載漫画のアニメ映画はオリジナルストーリーが定番である。『鬼滅の刃』映画のヒットには原作を映画化したことも一因だろう。アニメ映画オリジナルストーリーは、どうしても子どもっぽさが出る。その子どもっぽさは当の子ども達にも敬遠されがちである。 -
テレビのアニメで観たのは、このあたりまでか。絵の方もだいぶ落ち着いてきた感じだし、楽しかった。このあと、映画とかそのつづきになっていくんだね。アニメをみて、話はしっていたものの、でもマンガはマンガとして、先が気になってどんどん読んでしまった。面白いんだね。
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惰性で読んでいる展開に飽きた
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劇場版を見に行く前に無限列車編の直前までを読み、劇場版を見終わってから続きを読むという徹底ぶりである(笑)
いやいやホントね。
この辺加速度的に面白くなっていくね。
しっかり助走があった分スピードが乗ったら速い速い。
そういうことよそういうこと。
しかしホント原作はサラッとあっさりしてるなあ。
コレをこのアニメに昇華するとはホントなかなかであるな。
原作あってのアニメ。
そしてアニメがあったからこそのさらなる原作の面白さ。
売れるわー。
コレ売れるわー。 -
炭治郎が見せられる夢はあまりにも残酷で、とても心が痛いわけだが、それがあまりにも真に迫っているようで、おそらくこれが本作の素晴らしさの根底にある。
炭治郎は幸せだった。優しい母と多くの兄弟姉妹に囲まれ、負荷が自分にかかっているとはいえ、楽しく毎日を送っていた。その日常がぶっつりと断絶される。
それは決してフィクションではない。楽しい、こんな毎日が一生続けばいいと思ったところで、絶対に確実にその日常は破壊される。間違いなく、寸分の狂いなく、破壊される。
残酷で、悲しくて、やりけれない。炭治郎のようにぼくたちは、自分で自分の首をはねて、次の日常に向かって歩み始めるしかない。